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皮膚病の症例
19歳女性
小学生の頃からアトピー性皮膚炎を発症しました。
顔や首・膝や肘の裏に痒みとカサカサがありますが、赤みはそんなに強くありません。
学校での試験の前などには必ず症状が悪くなり、自分でも少しイライラしやすく神経が過敏なほうだと話されます。
大学に入学し環境の変化や対人関係などで悩んでいるうちに、更に症状が悪化しご相談に来られました。

■ 処方後…
この方のようにストレスで悪化するタイプを肝鬱気滞(かんうつきたい)証といいます。
ストレスにより全身にエネルギーや栄養を運ぶ気(き)の流れが悪くなり、体に余分な熱が発生し症状を悪化させるタイプです。
肝鬱気滞証では、皮膚の症状以外にも喉の異物感・胸や脇に張った様な感じ等も起こり易くなります。気の流れを良くし余分な熱を取る漢方処方を組み合わせて服用して頂きました。
8週間ほどで痒みや赤みが良くなりストレスになるようなことが起こっても悪化しにくくなっているとお話になられます。

皮膚病の症例
24歳女性
子供の頃からアトピー性皮膚炎で、抗アレルギー剤とステロイド軟膏で治療されていましたが、就職した頃からだんだんと症状が悪くなり、今までよりも強いお薬でないと効かなくなってきたそうです。
ご来局時は、顔・首に症状が強くカサカサし、粉を吹いた様な感じで赤みはそれほど強くありませんでした。
夜間の睡眠中に無意識に掻いていることが多く、寝汗も多い。
体の中から熱が沸いてくるような感じで冷たいものをよく飲む。
また、顔がのぼせやすく手足もほてるとお話になります。

■ 処方後…
慢性化するうちに体の大切な津液を消耗した陰虚(いんきょ)証のタイプです。
陰虚証では、丁度オーバーヒートしたエンジンのように体の内部に余分な熱が発生し症状を悪化させてしまいます。
陰虚証の症状は赤みもありますが、掻いても汁は少なく患部の乾燥感やポロポロ落ちる白い皮膚の薄片が多くなります。
また、皮膚以外の症状では手足のホテリや、のぼせ・寝汗が多く夜間に悪化しやすいというのも特徴です。
この方には、知柏地黄丸(ちばくぢおうがん)を基本とし2種類の漢方処方を組み合わせて服用して頂きました。
7週間くらいで首・顔の赤みや乾燥感が軽くなりだし、現在ステロイド軟膏はほとんど使わなくなられています。

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