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■肺カルチノイドについて調べる その2

その1で、「カルチノイド」について、何項目か調べてみました。
https://www.kigusuri.com/shop/rakuda/topic/1349408158.htmlリンク

その後も手元の資料を調べてみました。
肺のカルチノイドに関しては情報が乏しかったのですが、
消化管のカルチノイドに関して、興味深い内容が記載されていたので、
その部分を抜粋したいと思います。


新臨床内科学 消化器疾患
「ガストリン(/CCKファミリー)」の項より

========================

空腹時血清ガストリン値は、
加齢に伴ってみられる酸分泌低下を反映して上昇傾向を示す。

一方、酸分泌亢進をきたす十二指腸潰瘍では、
酸を介した負のフィードバック作用を受けるため、
空腹時血清ガストリン値の上昇は認められないが、
試験食負荷などでは高分泌反応がみられることが多い。

こうした十二指腸潰瘍における酸分泌亢進や
刺激負荷によるガストリン分泌応答には、
H.pylori感染が大きな影響を及ぼしており、
その除菌治療によって健常人並に回復すると言われている。

また難治性潰瘍・酸分泌亢進および膵腫瘍(非β細胞腫瘍・過形成)を3主徴とする
Zollinger-Ellison(ゾリンジャー-エリソン)症候群(ZES)では、
異所性ガストリン産生腫瘍(ガストリノーマ)からの過剰なガストリン分泌のため、
著名な高ガストリン血症を呈する。

幽門前庭部空置症候群、幽門前庭部G細胞過形成、悪性貧血(A型胃炎)、
慢性腎不全などでも著しい高ガストリン血症が認められるが、
ZESと異なってセクレチン負荷試験で抑制され、
いわゆるparadoxical responseを示さない。

消化性潰瘍治療薬のH2拮抗薬やプロトンポンプインヒビターを
長期間服用している患者にも、血清ガストリン上昇がみられる事があり、
胃におけるECL細胞過形成、カルチノイド腫瘍の発生機序との
関連性が示唆されている(図6-8)。
さらにガストリン前駆体が大腸がんの増殖因子として作用している可能性が
注目されている(Hollande Fら、1997)


========================

太字になっている部分が、カルチノイドに関連した内容です。

「ガストリン」というのは、消化管で働くタンパク質で、
主に胃酸を分泌させる働きがあります。

本文は、この「ガストリン」の血中濃度が高くなる原因と、
カルチノイドの発生が関連しているのではないか?という内容で
閉じられています。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆

ガストリンは、胃酸を分泌させる働きがありますが、
胃酸が充分に分泌されないと感じると、ガストリンを作る工場である、
胃のG細胞が、さらにガストリンを出させようとします。

「胃酸が充分でないのはガストリンが足らないからだ。
 それならガストリンをもっとつくらなくては」
という、体の判断ですね。

その結果、通常より多くのガストリンがあふれる、
「高ガストリン状態」になるわけです。

ところが、このガストリンが過剰になると、
ECL細胞という細胞を過剰に生み出す結果になり、
過剰になったECL細胞はカルチノイドになってしまう…
という可能性がある、という事です。

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☆☆☆☆☆☆☆☆☆

カルチノイドの原因である事が示唆されている、
ガストリンの過剰状態は、以下の様な原因で引き起こされる事が、
上記の文中で触れられています。

・加齢による胃酸の低下
 加齢とともに胃酸の分泌が低下すると、胃酸をもっと出そうと、
 「胃酸を出す為に必要な」ガストリンが増える、という事ですね。

・ピロリ菌の感染・除菌不十分
 十二指腸潰瘍の時にガストリンの分泌が過剰になるようで、
 これはピロリ菌の感染、あるいは除菌の不十分が関連するようで、
 ピロリ菌の完全な除菌によって改善される様です。

・「胃酸を抑える薬」の長期服用
 ガスターなどの「H2ブロッカー」や、逆流性食道炎で頻用される、
 「プロトンポンプインヒビター(タケプロン・パリエット等)」を
 長期に続けることで、胃酸の少ない状態が続いてしまい、
 ガストリンを過剰に作ろうとする引き金になることがあるようです。


詳細な情報がより多く求められるところですが、
ピロリ菌の除去や、胃酸を抑える薬の長期服用から脱却することは、
カルチノイドの予防にも繋がるのでは、という事ですね。



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「肺カルチノイド」という病名をご存知でしょうか?

先日、フジテレビ系のバラエティー「ホンマでっか!?TV」などで
ご活躍されていた流通評論家、金子哲雄さんが、
この病でお亡くなりになられた、との報道がありました。

金子さんはまだ41歳だったとか…
まだお若く、これからの方でしたのに…
ご冥福をお祈り致します。

お恥ずかしい限りですが当方、この病名を
このニュースではじめて知り、どんな病気だったのだろう?と、
各種文献で調べてみることにしました。

まず、医学書院から発行されている「医学大辞典」より、
以下の関連事項を抜粋させて頂きました。

■カルチノイド
■カルチノイド症候群
■カルチノイド潮紅


==============================


■カルチノイド(カルチノイド腫瘍) 医学大辞典 P423

形態学的に癌に類似するが、悪性度の低い一群の腫瘍。
消化管や気管支・肺に発生する。

浸潤性に発育し、時に肝転移をきたすが、遠隔転移はごく稀である。

ヒスタミンやセロトニンなどの種々の生理活性物質を産生し、
腫瘍が増大すると臨床的にカルチノイド症候群を呈する。

電子顕微鏡では細胞質内に神経分泌顆粒が観察される。



■カルチノイド症候群 医学大辞典 P423

カルチノイド腫瘍が産生・分泌するセロトニンや
5-ヒドロキシインドール酢酸(5-HIAA)、ブラジキニンなどの
ホルモンまたはホルモン様物質による徴候および疾患。

顔面紅潮・下痢・喘息様発作・心膜内/心筋の繊維化による心弁膜症が特徴的症状。
カルチノイドは神経内胚葉系の腸クロム親和(EC)細胞由来の腫瘍である。

カルチノイド腫瘍の中では、肝またはリンパ節に広範に転移した
消化管カルチノイドに発症する事が多い。
気管支カルチノイドや卵巣カルチノイドでは、肝転移前に症状を発現する事がある。
発生頻度は10~20%である。
治療には肝切除・ソマトスタチン誘導体療法・肝移植などがある。



■カルチノイド潮紅 医学大辞典 P423

カルチノイド症候群の主要兆候の一つで、顔から胸部にかけて発赤すること。
カリクレイン-キニン系の作用による。

範囲は、軽症では顔面のみであるが、重症では前胸部にも著名な発赤を認める。
局所での小さなカルチノイドでは無症状のものが大部分で、
大きな肝転移を認めて初めて、本症状が発現する。


==============================


医学用語をなるべく使わず、自分なりに平易な表現に
まとめてみますね。


****************************

○カルチノイドとは?
・癌よりも悪性度が低い、癌に似た病原体です。
 「癌に似てるけど弱い」
 「癌とポリープの中間」といった表現が近いでしょうか。

・カルチノイドにかかると、カルチノイドが生み出す
 様々な物質により、顔が赤くなったり、
 下痢や喘息になったり、心臓の筋肉が繊維化してしまい、
 心臓の働きが低下して血流が悪くなったり、
 あるいは血液が逆流する症状(心弁膜症)が出るようです。

・また、カルチノイドが肝臓に転移・重症化すると、
 顔から胸部にかけて発赤する「カルチノイド潮紅」が
 現われる様です。


****************************

カルチノイドを腫瘍の一種と考えると、免疫力を高め、
体内の異物であるカルチノイドを処理する力を高める事が、
重要だと感じております。

亡くなられた金子さんも、本業の経済評論活動にTV出演と、
多忙で体に負担の少なくない日々をお過ごしだったのでは
ないでしょうか。。。

また、関係者さんのコメントや、生前の語り口などから、
人柄の良さも伺えます。
おそらく、心身ともに、多大なストレスに
襲われていたこと、想像に難くありません。
重ねてお悔やみ申し上げます。

今後も文献等を調べて、この病気に対して、
何が出来るか、考えて行きたいと思います。


参考:
 医学書院 医学大辞典(2003年 初版発行)
 医学書院 新臨床内科学(2002年 第8版発行)   



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「コーヒーを1日4~5杯飲む男性 死亡リスクが12%低下と判明」
といった記事をネット見かけました。

▼記事の記載元
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20120826-00000009-pseven-sociリンク

=======================

コーヒーを1日4~5杯飲む男性 死亡リスクが12%低下と判明
NEWS ポストセブン 8月26日(日)7時6分配信

 白澤卓二氏は1958年生まれ。順天堂大学大学院医学研究科・加齢制御医学講座教授。アンチエイジングの第一人者として著書やテレビ出演も多い白澤氏が、コーヒーの摂取量と死亡リスクとの関係について解説する。

 * * *
 米国国立がん研究所のニール・フリードマン博士らは、50~71歳の40万2260人の成人男女(男性22万9119人、女性17万3141人)を1995年から2008年まで追跡調査し、コーヒーの摂取量と死亡率との関係を解析した。対象は、国立公衆衛生研究所の食事健康調査研究に登録した成人で、そのうちの9割がコーヒーを愛用していたという。

 追跡期間中に男性3万3731人、女性1万8784人が死亡。博士は、対象者をコーヒーの摂取量で6グループに分けて効果を比較した結果、摂取量が増加すると総死亡リスクが低下することが分かった。

 フリードマン博士によると、コーヒーを全く飲まない男性に比べ、コーヒーの摂取が1日当たり1杯未満の男性の死亡リスクは1%低下し、1杯の男性は6%、2~3杯の男性は10%、4~5杯の男性は12%、6杯以上の男性も10%低下することが分かったという。

 コーヒー摂取の増加による総死亡リスクの低下は、心臓病、脳卒中、呼吸器疾患、負傷や事故による死亡、糖尿病および伝染病などの病気の死亡率低下によるところが大きかった。

 これらの傾向はカフェイン抜きのコーヒーでも同様に観察されたことから、カフェイン以外の抗酸化物質やフィトケミカル(植物由来の栄養素)が重要な役割を果たしていることを示唆している。

※週刊ポスト2012年8月31日号

=======================

ここで注目したのが、この手の内容の論調として、結論に
「○○に含まれている□□という成分が△△という病気にいい?」
といった内容が含まれる点です。

もちろん、コーヒーに含まれる成分の研究が進んだ結果、
□□という成分が△△という病気にいい、という事が
明らかになるかもしれません。

ただ、自分はこの記事を読んで、真っ先に思ったのです。
「コーヒーを飲むという行為自体にも意味があるのでは?」と。

調査対象の方々が、どの様な形で、コーヒーを飲むのかは分かりませんが、
1杯のコーヒーが与えるリラックス効果は人それぞれです。

そして、私は思うのです。
コーヒーを1日に4~5杯も飲まれる方にとって、
コーヒーとは、ご自身の心身、特に心の健康を保つ為に
必要な行為なのではないかと。

それは、コーヒーに含まれる成分の効果というより、
人それぞれの「リラックスできる行為」の成果だと思ったのでした。



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