□抗不安薬や睡眠薬により薬物依存が生じるケースがあります。
「抗不安薬」「睡眠薬」と表現されると
ピンと来ないかもしれませんが、これらは病院や薬局で
「寝つきを良くするクスリ」「安定剤」と表現されるお薬です。
以下の薬の名前、聞き覚えがありませんか?
ソラナックス コンスタン レキソタン
マイスタン リボトリール ランドセン
セルシン ホリゾン ユーロジン
ロヒプノール ワイパックス レスミット
ベンザリン ドラール ハルシオン デパス
これらは「ベンゾジアゼピン系」と総称される薬物で、
不眠や不安感を訴えると処方されるケースの多い薬物です。
これらのお薬を飲んでいて、多くの患者様は、
少なからず「大丈夫かな?」「依存性はないかな?」
と思われる事だと思います。
ですが、そのような不安に対する医療従事者の回答は、
「大丈夫ですよ」の一点張りでした。
ですが、本当に「大丈夫」でしょうか?
何をもって「大丈夫」と、医療従事者は口にしているのでしょうか?
去る11/13(火)に、読売新聞に掲載された記事の一つに、
このような見出しがありました。
「抗不安薬依存 深刻に」
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(ベンゾジアゼピン系(ベンゾ系)薬剤は)
抗不安薬や睡眠薬として広く用いられている。
だがこの薬は、
長期に使うと抑うつや注意力低下などの副作用が表れやすい。
さらに、用量を守って使っていても薬物依存(常用量依存)に陥り、
薬を急に減らしたりやめたりすると、
不安の増大やパニック発作、頭痛、筋硬直、不眠などの
離脱症状が表れることがある。
欧米では、治療指針で処方期間を4週間以内とするなど、
早くから対策が講じられた。
英国ではベンゾ系薬剤をやめるための専門施設もある。
ところが日本では、
多くの精神科医や内科医が「飲み続けても安全」と、漫然と使い続けた。
国連の国際麻薬統制委員会の2010年報告では、
日本はベンゾ系睡眠薬の使用量が突出して多く、
同一人口当たりの使用量は米国の約6倍だ。
10年以上の服用者も多く、常用量依存患者は相当数に上ると見られる。
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読売新聞の医療サイト「yomiDr(ヨミドクター)」、
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=68030
にも掲載されております。
ご興味のおありの方は、是非ご一読下さい。
一つ言えるのが、睡眠薬にしろ安定剤にしろ、
これらのお薬には、不眠症の原因、あるいは不安感の原因を、
根本的に取り除く働きはなく、
脳に働きかけ、脳の機能の一部を低下させる事で、
眠気を喚起させたり、あるいは不安感はもとより、
あらゆる思考能力を低下させるものなのだということです。
自分も調剤薬局にいた時、上司(管理薬剤師)の
「医師の処方に沿った服薬指導を」という管理の下、
患者様には「大丈夫ですよ」と言って来ましたが、
内心罪悪感でいっぱいでした。
これをご覧の方で、睡眠薬・安定剤を飲んでらっしゃる方、
あるいはお身内に、そういった方がいらっしゃる方。
今一度、今飲んでいるそのお薬の必要性を、
改めて考えてみてくださいね。
自然な眠りを得たい方。
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