お血とは「血の巡りが悪くなっている状態」の事ですね。
お血の「お」は、やまいだれ(病気の病の字から丙を抜いた部分)に、
「於」という文字が入った時です。
「血の巡りが悪い」という言葉から受けるイメージ通り、
体にとっていい状態とは言いがたい、という事はご理解頂いていても、
具体的にどう悪いか、というと「うーん…」と、言葉に詰まる方が多い様です。
お血と体の関係について説明するととても長くなりますので、
いくつかのポイントにまとめて説明しますね。
○「お血」は非常に多くの病気と関連する
○私って「お血」?見分けるポイント
○「お血」だったらどうしたらいいの?
○「お血」は「未病」の一つ。早めのケアで「病気」予防を
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○「お血」は非常に多くの病気と関連する
・神経痛・関節炎などの「痛み」
⇒「不通即痛」という言葉があります。
訳すと「通じないところは痛みが生じる」という事ですね。
お血で血の巡りが悪く、血が通っていないところは、
痛みが生じやすい傾向にあります。
・皮膚掻痒症・乾性湿疹
⇒血が皮膚まで届かないと、皮膚に潤いや栄養を与える事ができません。
すると潤いを保てる丈夫な肌ができず、かゆみが生じます。
かゆみが我慢できないと掻いてしまい、
それがアトピーの引き金になる場合もあります
・生理痛・不妊症
⇒子宮に血が充分に通わないことで、
赤ちゃんを育てる環境が充分に出来なかったり、
生理の時に出すべき血をなかなか出し切れない事が
原因となるケースがあります。
・認知症
⇒血の巡りが悪いと、脳に充分な栄養が届かず、
脳の働きが低下しやすくなります。
特に脳に張り巡らされる血管は細い為、
血の巡りが悪くなりやすい傾向にあり、より注意が必要です。
他にも、様々な病気がお血と関係します。
むしろ、お血が無関係な病気を探す方が難しいかもしれません。
○私って「お血」?見分けるポイント
自分の今の状態から、お血かどうか、ある程度分かるポイントがあります。
・舌の色
舌の裏側の静脈がどす黒かったり、舌の色が全体的に紫がかっている。
・血管
唇の色が紫っぽかったり、お腹や足の静脈が浮き出ている。
・生理
経血の色が黒ずんだり、塊になっている。
これらの状態が該当していると、お血ではないか?と考えられます。
○「お血」だったらどうしたらいいの?
漢方には「方証相対(ほうしょうそうたい)」という言葉(理念)があります。
患者さんの体調、特に現在の病気を生み出している原因を「証」といいますが、
「証」に対する「処方」が存在する、という意味ですね。
「お血」という状態に対しては、お血に対応した処方、
即ち「お血を改善する処方」を用います。
お血を改善する処方には沢山の種類があり、今現在辛い思いをしている
原因・症状に合わせて使い分けます。
○「お血」は「未病」の一つ。早めのケアで「病気」予防を
「未病」というのは、体調の異変であって、病気とは言いがたいものを指す言葉です。
「お血」も未病の1つですね。
漢方の大きな魅力の1つは、この「未病」をケアできる事。
「未病」を改善することで、結果的に「病気」の予防が出来る事だと思います。
病気になって辛い思いをされてからより、早目早目のケアのほうが、
心身はもちろん、経済的な負担が軽くなる事が多いです。
この項を読んで「私もお血かな」? と思われたら、
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