50歳代 男性 2021・5・1
入ってきてから出ていくまで、何度も「助かりました」と言ってくれた。
ちょうど1か月前に来た時には思わず涙を流した。本来元気で明るいが売りの人だったが、あることがきっかけで一気にうつ病に転落。心身症に苦しみ多くの体調不良(不眠 食欲不振 頻尿 動悸 パニック)も併発していた。1週間分ずつ、煎じ薬から始まって調子がよくなるにしたがって粉薬でお世話した。金額も安くなっていくから、「治っているかもしれん」という自覚が生まれ、今日でほぼ完治。残った薬は冷凍庫で保管して再発時にすぐに飲めるように指導した。縁があったからお世話できたが、おそらく漢方と巡り会っていなかったら一生心療内科に通っていただろう。
専門医の診察や治療が当然一番上位に来るが、時には脱線(ド田舎薬局)してみるとこうしたチャンスが開けてくることもある。