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 人が持っている強い免疫には抗体が活躍する液性免疫と、細胞が直接ウイルスの排除にかかわる細胞性免疫がある。
 前者は1つの細胞がたくさん免疫を作るので効率よくウイルスを除去できる反面、少しでもウイルスの表面が変位すると結合しにくくなり効果が弱まる。
 一方、細胞性免疫の主役のキラーT細胞はウイルスに感染した細胞を見つけて細胞ごと破壊するパワフルな細胞だ。
 新型コロナとの戦いでこのキラーT細胞が重要な役割をはたしている(あらゆる変異株に対処できる)という研究成果が相次いでいる。
 英国ユニバーシティ、カレッジロンドンの研究グループによると新型コロナに感染後、軽症もしくは無症状で済んだ人の血液を分析したところ、感染後早い時期にキラーT細胞が増殖していた。キラーT細胞が初期に増殖できた理由は「普通の風邪を起こすコロナに感染した記憶が残っていた」からと可能性を指摘している。
 
 なんとなく僕はずっとこのような研究発表を待っていたような気がする。田舎薬剤師が思いつく程度のことを公にするのは心苦しいから、薬局に来る人に雑談程度に話していた。僕は45年間、職業柄多くの風邪ひきさんと接してきた。とくに僕の薬局は、薬局製造業と言う免許があり、薬局しか作ることができない風邪薬を作っているから、材料から包装から全部自前で三日分900円と言う安さで作れる。これが結構効くから利用してくれている人が多い。多い時には1日10人以上取りに来たりする隠れたヒット商品だが、僕を含めてそれで何年も、いや何十年もインフルエンザや風邪で病院に行ったことがない人が多い。それらの人は、多くの場合それを飲んで早ければ当日、遅くても三日以内に自分で治している。と言うことはコロナ風邪もおそらく何回も何十回も過去に自力で治しているのだ。それで免疫が付かないわけがない。新型と言うから何か未知なるものと考えてしまうが、風邪なんて毎年引いているのだから、その中の何回かが新型コロナだったとしても不思議ではない。分析する能力がなかった戦後からつい最近まで、騒ごうにも騒ぐ材料もなく「今度の風邪はよく移るよ」と言っていたのがその時々の新型コロナだったのではないか。
 毎日の恐怖の垂れ流し報道から逃れるにはかなりの勇気がいる。その上、「免疫を落とさないために疲れないで!早く寝て!」などと専門家もマスコミも口にしない。体力を消耗せずに、免疫力を維持し、コロナを予防したら困るんかい?


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