完治例
421 422 10歳代 女性 (過敏性腸症候群 ガス漏れ型)
昨日、あるお母さんが皮膚病の漢方相談のため遠くから来てくれた。3年ぶりだ。相談途中から一度来てくださった方だと気が付いた。3年前に双子のお子さんの過敏性腸症候群の相談に来られ、お子さんたちのそれぞれの漢方薬を、一人は5か月、もう一人は7か月飲んでいただいた。
お母さんの漢方薬を作った後、お母さんが二人とも完治して、いまは大学生になっていますと教えてくれた。
一人は、5分に1回ガスが漏れる。肛門で音がする。お尻が熱い。ウサギみたいなうんちの後下痢が続きトイレから出られない。肛門でブーブー音が鳴るという症状で抗うつ薬を飲んでいた。
もう一人はガス漏れのせいで日常生活に全くやる気がなく怠惰に過ごしていた。これもまた抗うつ薬の治療中だった。
片や高校受験時に、片や入学後に発症したという違いだけで二人ともガスが自然に漏れて学校に行きづらいという共通の症状だった。
今まで親子が同じ症状で苦しむと言うのは経験しているが、双子の経験はなかったので薬剤師としての興味をもってお世話をしていた。母親曰く「自然と薬から離れていっていつの間にか漢方薬を飲まなくても普通の生活ができるようになった」
理想的な治り方で、あの子たちが大学生になれたことがとてもうれしいが、出来ればもう少し早く教えてほしかった。
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更新日: 2021/11/20 |