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40歳代 女性 
 夜中に何度も目が覚めるので漢方薬を飲みたいと言うから、中途覚醒の漢方薬を作ってやった。その晩から何となく目が覚める回数が減ったらしい。なんでそんなに眠りが浅いのと尋ねると、色々心配事があると言う。主に実家の家族のことみたいだが、あまり深く追求しなかった。
 そこで、眠り薬の漢方薬とは別に、いつも僕が薬局で煎じて飲んでいる漢方薬を持たせた。僕が飲んでいるところもよく見ているし、僕が患者さんに作っているところも見ているから、「何の薬?」と尋ねられた。「心身ともに元気になる薬。元気でルンルンになる」と説明したら、その通りを旦那に伝えたらしい。好奇心か、実際に心身ともに疲れているのか知らないが、嫁につくってやった煎じ薬を自分も飲んだらしい。そして2日後に「下痢をした」と嫁が教えてくれた。
 僕は煎じ薬の材料が全てわかるから、「何か下痢をするようなものを食べたか、冷えるようなことをしたじゃろう」と答えておいた。すると今日嫁が来て「下痢は治った。キムチをいっぱい食べたからだろうと言っている」と教えてくれた。
 息子は僕とは逆の辛党だから、どうせキムチを肴に大酒でもくらったのだろう。自分のことはさておいて、漢方薬のせいにするとは・・・。僕としては頼って来る多くの不定愁訴(訳の分からない症状)の方にあの煎じ薬を処方してあげたらいいのにと思うが、職業柄、病気の一歩もニ歩も手前の人には興味がないのだろう。


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