「体脂肪だけを減らせる持久力運動」
何て魅力的な見出しだろう。今朝送られてきた医学情報誌に載っていた。
ラヴァル大学(カナダ)のJean-Pierre Despres氏らによる研究で、持久力運動により、体脂肪だけを効果的に減らせることが分かった。肥満予防にはカロリー制限よりも、身体的に活動的なライフスタイルを促進することが重要だと結論付けられている。人間はできるだけ食べないようにするのではなく、身体的に活動的になるように設計されているそうだ。
実験ではある運動を1週間継続してもらったらしい。その結果、体重は約1%減少し、BMIも低下(-0.3±0.3)したものの、わずかな変化に抑えられていた。それに対して、全身の脂肪量は約9%減少し、内臓脂肪量は14.6%減少、ウエスト周囲長も有意に低下していた。さらに、除脂肪体重は1.2%増加し、総コレステロールは20%以上低下、トリグリセライド(中性脂肪)に関しては40%近く低下し、また血圧も大幅に低下していた。
どんな薬より効果的だし、劇的と言ってもいい。持久力運動は、若くなくてもできるから全世代を通して恩恵に与れる。肉体同士ぶつかり合ったりしないから怪我の心配もない。みんなでやって、みんなで元気になろう。たった、7日間で1,440kmのロードサイクリングを行えばいいのだから。1日200Km余りだ。200㎞と言えば牛窓から京都。1週間通して漕げば1400㎞先の函館に着ける距離。
さあみんな、がんばろう。