７０歳代　女性　２０１４・３・１７
悪く言うつもりはないが、医者もピンキリだ。もっともクラシックの世界も先端医療の分野も嘘だらけだから、そろばん大好き医者がいても、結構多いが、不思議ではない。この女性は下肢が痛いという相談でやって来た。体重は言わなかったが８０Ｋｇは越えているだろう。息づかいが荒かったので、その時点で処方はすぐ浮かんでいたが、念のため糖尿について質問してみた。すると治療中なのに、食後血糖値は２００を越え、ヘモグロビンＡ1Ｃは８台だった。医者はなんと言っているのと尋ねると、薬をくれるだけだと言っていた。そこで糖尿病の煎じ薬を飲むことも勧めたが、美味しくないのは嫌だと断られた。「僕が忠告したことだけは覚えていて」と強く言って、念のため１日分だけ煎じ薬をプレゼントした。すると翌日飲むと言ってきた。そこで最初の足の痛みと糖尿の煎じ薬を２週間飲んでもらったことになった。一昨日丁度２週間でやって来て、足の痛みは９割くらい治ったそうだ。息切れもしていなかった。医者に糖尿の薬を変えてもらうように助言しておいた。門前薬局は医者の下請けだから、患者にとって不都合があっても医者の機嫌を損ねることを避ける方を無意識に優先してしまう。当然のことだ。僕もその様な営業形態を取れば同じことをすることが分かっているから今まで避けて来し、これからも自由に仕事をする。娘夫婦も同じ考えだから安心している。世の中で分業が始まった頃、ある老人に言われた言葉が僕をそうさせた。「薬局言うもんは、医者が大事なんか、患者が大事なんか？」

２０歳代　女性　２０１４・３・１５
若いのにとても上品な女性。スタイルも良くて魅力的な顔もしている。天は全てを与えないらしくニキビで悩んでいて相談に来た。漢方薬はもちろんだが、養生も徹底してやる女性で、それこそ１日も欠かさず漢方薬を飲んだのではないか。去年の３月の頭から必ず隔週の土曜日にやってきた。そして恐らく今日で１００点が取れたのではないか。現役のニキビは全くなくなり、嘗てのニキビのために残っていた色素やケロイドも治った。本人の努力に敬服した。

５０歳代　女性　２０１４・３・７
耳が鳴るという相談はよく受けるが、この女性は頭が鳴る。色々な音で説明してくれたが、耳鳴りの音ではない。病院にかかったら、医師があまり本気で相手をしてくれなかったので相談に来た。親類の争いに巻き込まれていることが問診で分かったので、そうした体調不良をとるべく処方を飲んでもらった。すると最初の２週間分で少し音が小さくなり、２回目の２週間分で９割くらい音が消えたそうだ。もう治らないのかと思っていたらしかったのでとても喜んでいた。人間の自然治癒力って素晴らしいと思った。

５０歳代　男性　２０１４・３・５
気が弱いのに目立ちたがり屋で肩書きマニアだ。卒業式で祝辞を述べなければならないが、緊張して声が震えてしまいそうだと相談された。そこで僕はしばしば受験生やカラオケなどの発表前に飲んでもらう漢方薬を作って前日から飲んでもらった。すると堂々と感情を込めて祝辞を述べることが出来たそうで、身振り手ぶりで教えてくれた。お子さんが卒業してもＰＴＡ会長をまだやりたいと言っていた。

９０歳代　女性　２０１４・３・３
家族の病気のことで気を使っている。１ヶ月くらいゲップが出そうで出ない状態が目を覚ましている時間中続き苦しい。ご主人が生前僕の漢方薬をよく飲んでいたことを思い出して電話で相談してくれた。お嬢さんに５日分漢方薬を作ってことづけたら、すっかりゲップが出なくなって？、発生しなくなって？おじいさんが頼っていたのが分かると褒めてくれた。もう１週間分念のためにと言って持って帰った。