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40歳代 女性 
電話を取るなり「カッカしなくなりました」と報告してくれた。経験者でないとこの不快さは分からない様で、僕もここまで喜んでもらえるんだと驚いたくらいだ。
婦人科の手術で、強制的に更年期障害を作らされた人。自然にゆっくりそうなったとはレベルが違うのだろう、他の不快症状も多かった。最後に残った症状が「カッカする」だったからこれで完成だが、調子がいいのは過ごしやすいみたいでもう少し煎じ薬を飲むそうだ。

50歳代 女性 (過敏性腸症候群 ガス型)
学校の教師だから、教室にいるか職員室にいるかで、いずれにしても集団の中で一日を過ごしている。そんな方が、おならが多くて困ると言うのはかなりのストレスだろう。いちいち教室や職員室を抜け出すことはできない。この悩み以外はすこぶる元気だから余計だ。
おならが単純に減ればいいのだからこれはそんなに難しくはない。煎じ薬を飲んでいただいたら、すぐに効果を感じてくださり、3か月飲んだ昨日は、これから薬を減らす相談をした。

70歳代 女性 
昨年の暮れ、転倒したときに手首をひねった。それ以来治らなくて、簡易のコルセットみたいなものを手首から指にかけてはいている。鎮痛消炎剤と漢方薬を2種類飲んでいる。
処方箋を持ってきたときに興味本位で尋ねてみた。すると一つの処方は自分で本で調べて医者に書いてもらい、もう一つの漢方薬は別の病院で漢方が分かる先生に決めてもらった処方と教えてくれた。僕には二つともピンとこなかったが、その通りで半年以上たっても全く痛みがとれていない。それどころかまだ患部が熱を持っている。半年以上たってまだ患部に熱を持つと言うのは珍しい。
理由は簡単だ。温める漢方薬をずっと飲んでいるからだ。また一つの処方を教えてくれた先生は患部を見ずに決めてくれたらしい。
手首には手首の処方がある。2週間目の今日「痛みが暮れ以来、初めて楽になりました。希望が持てました」と喜んでいた。

60歳代 女性 
10年来の膝の痛み。病院で何度も水を抜いてもらったが一向に治らない。1か月半漢方薬を飲んでいただいて、夜中痛みで目が覚めていたのはなくなった。階段もいちいち両足をそろえて上がったり下りていたが、今ではすいすいと片足ずつで上ったり下りたりできる。
漢方薬で膝が治るかどうか半信半疑だったが、今日は脂肪肝の漢方薬も作ってと頼まれた。膝をご自分で納得がいくところまで治してからにしようと、そちらは今日は断った。

40歳代 女性
ある時ふと起こった体調不良をネットで検索し、偶然その症状がある難病にヒットした。その病気の初期症状はいくつもあるけれど、その中の一つか二つが当てはまった。
当然心配だからやたら検索して安心材料を探すが、人は誰でも自分のことになると最悪しか想像できないから、逆に彼女はどんどん不安材料を積み上げてしまった。
 ネットは信用できても医者は信用できない。高度な専門医さえ信じられなくなる。もうきりがないのだ。何も所見は見当たらなく、安心してくださいと言われればそれが、不安を打ち消すための単なる親切に聞こえる。
 彼女だけでなく、多くの方が大なり小なり陥る人間の性だ。僕だってそうだし、お医者さんでもそうだろう。だから僕は彼女の苦しみが無茶苦茶わかる。まして娘のように?10数年漢方薬でお世話しているから、親類の子みたいなものだ。そんな彼女にエールは通用しない。まして専門医の医学的判断を超える安心材料など見つかるはずもない。
 時にこのように、誰もが持っている理性が暴発し乗り越えられない壁を作る。この壁を越えられる漢方薬を作りたいが、今のところ彼女の気持ちが僕に勝っている。


〇〇さんへ
多くの場合、いやほとんどかな、科の異なる診療所をいくつか回ってのち、医者の紹介であなたが訪ねたようなところに行きつくのだと思いますが、あなたの場合、先生方に頼み込んで行きついたのではないですかね。あまりの熱心さに、高度医療を受け持つ病院のお医者さんも、さすがに要求を呑んでくれたのでしょう。
そうした経緯があれば、やはり懸念している病気には当たらないと思うのです。クリニックの先生たちも、さすがにこれはおかしいと感じなければ紹介しないでしょう。さすがにおかしいと思ったのはひょっとしたらあなただけで、やはり自爆テロのような気がします。その勇気があるならぜひアフガニスタンに飛んで、タリバンの一員になったらいいです。僕は頭がタリンバンですが。
ヤマト薬局


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