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健康トピックス

当店の最新情報をご案内します。

こんにちは。今回は前回の金銀花に続き、連翹になります。

こちらは4月・5月に十字のかたちの花が咲く、モクセイ科のレンギョウ。庭木にされる事も多いため、町でも花を目にする機会があります。レンギョウの果実を薬として用います。

温病初期の「発熱・ノドの痛み」を抑える生薬で、熱を抑える効能に優れています。熱性感染症の代表薬・銀堯解毒散には、キンギンカとともに、レンギョウが主薬として配合されています。

熱毒による皮膚化膿症にも用いられ、瘡家の要薬とも言われます。

(性味) 苦・微寒   (帰経) 心・小腸

(効能)清熱解毒・清心瀉火、消癰散結、清熱利小便


rengyou



こんにちは。今回は以前の取材の記事です。

この方は病院の治療と漢方を併用されて無事妊娠、出産された方です。

漢方の服用とカウンセリングを通して心と体がいい方向に向かわれたようです。

お悩みの方は是非一度ご相談くださいね。


E・Kさん(36歳/西葛西在住)


20191206



<<E・Kさんの赤ちゃんとスタッフ


-漢方を始めるきっかけは?

結婚して様子を見ていたのですが妊娠せず、病院へ行ったところ、妊娠の妨げになる子宮内ポリープが見つかり、切除手術をしました。その後、専門病院で不妊治療を始めましたが、漢方も併用したいと思ってこのお店に。


-漢方を始めてどうでしたか?

体温が上がり、体調も良くなりました。気持ちの面でも誠心堂のカウンセリングで病院の検査結果の解説をしてもらったり、不安を聞いてもらったりして前向きになりました。


-現在、子育て中とのことですが?

体外受精で妊娠しました。漢方を飲み始めて5ヶ月後のことで、妊娠がわかったときはうれしかったです。でも妊娠中は何があるか分からないし、大事に育てようという気持ちもあって、漢方は飲み続けることに。体重の数値でもいろいろとアドバイスをもらいました。出産後に赤ちゃんと対面したときは本当にうれしくて、そこでやっと安心できました。漢方のおかげで栄養がいき渡ったからか、元気な赤ちゃんでした。


-今のお気持ちは?

赤ちゃんが欲しいと思ってからの4年間、大変なこともありましたが、顔を見ただけで全て忘れてしまうくらい可愛い子が来てくれました。自分がしてきたことは間違っていなかったと思えますし、誠心堂でいい先生にめぐり会えて良かったと思っています。

こんにちは。今巷で話題のコロナウィルス。

今はこのような具体的なウィルスも分かる時代ですが、その昔はひとからひとへ感染する熱性病で、多くの方が亡くなる時代が有りました。病状から「毒素を持ち(もしくはそのもの自身が毒であり)、人を死に至らしめる外邪の存在」「それが肺から急速に侵入し、重篤な熱症状を起こす」と考えました。高熱を呈すインフルエンザが代表的疾病で、温病(うんびょう)と呼びます。清熱と解毒に働く生薬(清熱解毒薬)が必要です。清熱解毒薬を複数合わせ漢方処方とし、治療します。

その中でも今回は代表的な抗ウィルス生薬として「金銀花(キンギンカ)」を紹介します。

これはスイカズラ科・スイカズラの花蕾です。花を抜いて根元を吸うと、かすかに花の蜜が感じられることから、スイカズラの名がつけられました。

花は咲き始めが白色で、次第に花びらが黄色く変わることを「金・銀」にたとえ、キンギンカの名がつけられました。

「温病による、発熱・ノドの痛み」を抑える代表薬です。花の芳香が肺熱を散らし解毒します。寒性ですが胃を荒らしません。

(性味) 甘、寒   (帰経) 肺・胃・心

(効能) 疎散風熱、清熱解毒、涼血止痢


kinginka



中国ではどのように漢方対応しているのでしょうか?

中国では抗ウィルス素材として、板藍根(清熱解毒)が知られています。発熱が続けば板藍根と同じ清熱解毒薬を含む製剤を用いているとの情報が入りました。

「新型コロナウィルスによる肺炎患者に清肺排毒湯を投与、3日服用で有効率90%以上」の報道もありました。
構成生薬から患者に「発熱・熱感」「咳・咽頭痛」「嘔吐・下痢」「寒気と熱感を繰り返す(往来寒熱)」の症状があるのだろうと推測します。

板藍根エキス以外は日本で販売されません。しかし清肺排毒湯は、漢方エキス剤を複数足せば同薬効と言って良いものになりそうです。(藿香正気散+麻杏甘石湯+小柴胡湯)

新型コロナウィルスの、日本での感染者が日々増加する現状では、医療機関での外来患者の受け入れ中止の事態となる可能性も有ります。ワクチン製造も時間がかかりそうです。

新型コロナウィルスは強い感染力を持ち、感染すれば「発熱が続く・咳(喉の炎症)・だるさ」が現れる熱性感染症です。肺炎を誘発しやすく、呼吸困難などから亡くなられる方も増えています。

漢方ではどのように治療していくのでしょうか?
「感染力が強い」「発熱が続く」「急速に悪化する」の特徴から、漢方では温病と捉え、清熱解毒薬による治療が適切だと考えます。飲み方に工夫があり、病が軽い方は6時間ごとに、病が重い方は4時間ごとに継続服用します。
熱感が続くなど身体に違和感があれば、清熱解毒薬を継続服用してください。インフルエンザなら2-3日の継続服用で、不快症状が出ないまま治癒するとされています。新型ウィルスに対してもまずは3日間の継続服用を行って下さい。

これは、熱性感染症を治療する衛気営血弁証(1800年初頭に記された漢方書・温病条弁)の知識。今回のように熱性感染症で多くの人命が失われる中、漢方薬・生薬による実際の治験例の積み重ねから得られた貴重な医療体系と考えられます。日本では薬事法があり、医薬品販売時は4時間ごとの服用を進めることは出来ません。