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健康トピックス

当店の最新情報をご案内します。

こんにちは。

誠心堂薬局船橋店の関根です。


今回は、漢方相談の中でも多い『めまい』の症状についてお伝えしたいと思います。


41.9:354:500:0:0:NONALNUM-6Ieq5b6L56We57WMMg-E:center:1:1::0: めまいは、『眩暈』ともいわれ、
眩は目がくらむ
暈は頭がふらふらする
ことを言います。

めまいが重くなると、
まるで船に乗っているようにフワフワして立っていることができず、
吐き気や嘔吐を伴い、
さらにひどくなると昏倒することもあります。

めまいは、
メニエール病
高血圧症
脳血管障害
自律神経失調症など
様々な原因で起きる可能性があります。

中医学において、めまいと関連する五臓の働きは、
『肝』『脾』『腎』であり、
その中で『肝』が最も関係が深いです。
肝は、自律神経の働きを調節して全身の血液循環をコントロールしています。
・目の使い過ぎ
・寝不足
・過労など
は脳や内耳への血流を低下させ、めまいを引き起こします。

めまいの種類には以下のような感覚があります。
①グルグルする
②フワフワする
③クラッとする
です。

①のグルグルするには、脾気虚や痰湿の場合が考えられ
代表的なものとして六君子湯や苓桂朮甘湯などが挙げられます。


②のフワフワするには、瘀血、肝陽上亢の場合が考えられ
代表的なものとしては、血府逐瘀湯や釣藤散などが挙げられます。


③のクラッとするには、腎虚と気血両虚の場合が考えられ
代表的なものとして六味地黄丸や十全大補湯などが挙げられます。


生活上気を付けることは、
禁煙
適度な運動やストレッチをする
疲れをためないようにする
などを心がけてもらえばと思います


以上です。
もしめまいでお困りの方がいらっしゃいましたら
是非当店に相談にいらしてください。
お待ちしております。


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こんにちは。

誠心堂薬局船橋店 関根です。

今回は春先に多い自律神経失調症について述べていきたいと思います。

自律神経とは、交感神経と副交感神経に分類され、意識とは関係なく自動的に働いて全身を調整しているものです。
交感神経は日中活動時に、副交感神経はリラックスしている時に活発になり、互いに拮抗してバランスを保っています。
この働きは、常に一定の状態に保たれており、生命維持に欠かせないものです。

自律神経失調症は、過労やストレス、環境の変化などで交感神経あるいは副交感神経が過剰に緊張し、そのバランスが崩れた状態をいいます。

自律神経失調症の原因と症状
原因は
・ストレスの影響を受けやすい性格の人(責任感が強い・まじめ・几帳面など)
・神経質な性格の人
・不規則な生活習慣
・ホルモンバランスの乱れ(甲状腺ホルモン・女性ホルモン)

などが考えられます。

症状は、
・動悸
・息切れ
・耳鳴り
・疲労倦怠感
・手足のしびれ
・いらいら
・抑うつ
・不眠

など他にも様々な症状があります。

治療は
・緊張や不安を取り除く抗不安薬
・抗うつ剤
・睡眠薬
・ホルモン剤(女性の場合)
・カウンセリングによる問題解決や認知行動療法
を行うこともあります。

中医学で考える自律神経失調症
中医学では、自律神経を司る“肝かん”の働きが乱れると不調が起こると考えます。
実際の症状としては、
・強いストレスで食欲に異常がでる
・便秘や下痢になる

などです。

いらいらや激しい怒り、不満がたまった状態になると肝の働きが乱れてしまいます。
また感情以外にも
季節の変わり目や環境の変化、身体的な負担や栄養不足、睡眠不足でも
肝の働きは乱れます。

肝の不調が現れることで、他の臓腑にも負担がかかることになり、肝以外の症状が伴うことも多くみられます。

治療法としては、
①ストレスなどの精神刺激により熱が生じている状態の場合(イライラ、情緒不安定、手足の冷え、頭痛、目の充血など)
気の流れを制御できずに、流れが詰まるため体の中に熱を持ちやすくなります。
⇒気の巡りをよくし熱症状を抑えるような漢方(柴胡加竜骨牡蛎湯、加味逍遥散などを使用します。


②甘い物やアルコールなど暴飲暴食により余分な水分と熱が体内に停滞することで、精神不安になりやすい状態(寝つきが悪く夢をよく見る、不安感、胃やみぞおちのつかえなど)の場合
⇒痰湿の排出を促して気の巡りを助け、消化を助けたり、熱症状を抑えるような漢方薬(温胆湯、竹茹温胆湯など)を使用します。


③疲労や貧血などで身体に必要な気や血(けつ)が不足している状態(不眠、動悸、もの忘れなど)の場合、
⇒体に必要な気や血を補い、自分で気や血を作れるように体質改善したり、胃腸を強くしながら、身体をリラックスする漢方薬(帰脾湯、人参養栄湯)を使用します。


④加齢や心労、過労により、身体の陰分(体液)が不足し、相対的に熱がこもる状態(動悸やのぼせ、耳鳴り、もの忘れなど)の場合、
⇒津液や陰分を補い、余分な熱を冷ましながら、気の巡りを調整する漢方薬(天王補心丸など)を使用します。



これらの組み合わせの場合もあり、複数の漢方を飲むケースも考えられますので、それぞれに合った体質を見極め漢方を提案しています。


以上です。



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こんにちは:D

誠心堂薬局船橋店 関根です!

今回は、耳鳴りについてお話ししたいと思います。

耳鳴りのことで漢方治療をお求めになる方は多く、当店でもご相談が寄せられています。
病院で、治療を行っても改善しないというケースや完治は難しいと説明を受けられる方もいらっしゃいます。
西洋医学での治療で難しくても、漢方薬の服用により症状が軽減するケースもあるため、漢方治療を試してみる価値はあると思います。
ただ、中には根治が難しいのもありますので、どのような状態になっているのかを見ていく必要があります。

ここで耳鳴りとは何か?をご説明いたします。

耳鳴りは、本来ないはずの音が聞こえたり、静かなところでより一層強く感じられたりするもので、耳の病気のなかでもよく見られる症状のひとつです。
周囲の音ではなく、耳の中で発生している雑音のことを言います。
一般的に難聴と同時に現れることが多く、聴覚異常や聴力低下をともなうことがあります。
耳鳴りには①一定のリズムで脈打つタイプのものと、②一定の音でリズミカルではないタイプのものがあります。

①は、高血圧や動脈硬化などにより起こります。また内耳腫瘍や脳動脈瘤などが関与していることもあります。
②は、メニエール病や中耳炎・外耳炎などの感染症があります。また自律神経の乱れや更年期におけるホルモンバランスの変化も影響します。

耳鳴りの原因は複数絡んでいることが多いです。
一つ一つの原因に対してケアしていく事が必要です。
そのため長引く耳鳴りであるほど、治療・根治が難しい症状です。


西洋医学では耳鳴りを直接治す薬はなく、耳鳴りを悪化させる要因には個人差があり、診断をした上で人それぞれに応じた方法で治療することになります。
内耳機能を改善するような薬、抗不安薬・自律神経改善薬などが使われることが多いです。
また、生活習慣の見直しやストレスコントロールなどの養生も必要です。


では、漢方ではどのような方法でみていくのか?
中医学において、耳は五臓のうちの“腎(じん)”と密接な関係にあります。
腎は、生命エネルギーの源である精(せい)を蔵して発育・成長・老化を司り、その良し悪しが耳に反映するとされています。
そのため、加齢にともない精が減ると、耳鳴りになりやすくなります。

突発的に起こる耳鳴りでは、五臓のうちの“肝(かん)”と深い関係があります。
精神的緊張や強いストレス、怒りなどにより肝の働きがスムーズに流れなくなると、頭や顔面部に炎症が生じ、耳鳴りが起こりやすくなります。
耳鳴りは突発的に始まり、音は大きく、ストレスを感じると悪化するのが特徴です。

中医学的に体質を絞り込んでいき、
風熱体質の方(人体に悪影響を与える自然環境の変化による風邪)

肝火上炎体質の方(ストレスにより熱が生じて自律神経の働きが乱れる)

気血両虚体質の方(体に必要なエネルギーや血不足)

腎精不足体質の方(加齢や虚弱体質)

痰濁中阻体質の方(水分代謝が悪い)

上記のような体質を相談の中で判断し、適切と思われる漢方を検討していきます。


以上です。


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