こんにちは。
誠心堂薬局船橋店 関根です
昨今末期の腎不全患者(透析を必要とするあるいは腎移植)が世界中で増加し続けています。
当店でも腎機能の低下のことで悩まれているお客様の相談も増えてきました。
今回は、透析を必要とされる基準はどういう判断でなされるのかお伝えしようと思います。
厚生労働省による透析導入基準では、
I 臨床症状 Ⅱ腎機能 Ⅲ日常生活支障度 Ⅳその他という基準でわかれており、
詳細は
Ⅰ臨床症状
浮腫 電解質異常 食欲不振など消化器症状 心不全や重篤な高血圧 精神障害 高度の貧血 糖尿病性網膜症による視力障害
3項目以上で30点、2項目以上で20点、1項目で10点
Ⅱ腎機能
血清Cr(mg/dl) 8以上 Ccr(ml/分)10未満 30点
血清Cr(mg/dl) 5~8以上 Ccr(ml/分)10~20未満 20点
血清Cr(mg/dl) 3~5以上 Ccr(ml/分)20~30未満 10点
Ⅲ日常生活支障度
尿毒症のため起床できず 30点
日常生活が著しく制限される 20点
通勤、通学あるいは家庭内労働が困難 10点
その他
10歳以下、65歳以上 10点
高度な全身性血管障害を合併する場合 10点
全身状態が著しく障害された場合 10点
合計60点以上であれば透析導入となるようです。
漢方治療において慢性腎臓病は
“脾”と“腎”が深く関わると考えます。
慢性腎臓病の治療では、脾や腎の機能を高めることを基本にしつつ、それぞれの体質に合わせ、不要な瘀血、湿熱を取り去る治療を行っていきます。
詳しくは、以下のURLを参照してください。
https://www.seishin-do.co.jp/kidney/ckd/
以上です。
ご一読ありがとうございました。
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更新日: 2024/06/29 |