今回は五臓と皮膚のトラブルについての脾の部分になります。
脾は食べ物を消化吸収して気血を作り出す働きをしています。脾の働きが悪いと気血不足によって、身体全体のエネルギーが低下し皮膚の免疫力が弱くなります。
また脾が弱くなると消化がうまくいかず、痰湿というドロドロとした老廃物が溜まりやすくなり、ジュクジュクとした浸出液を伴った痒みの皮膚トラブルの原因となります。
アトピー性皮膚炎の場合、もともと脾が弱い方が多いため、炎症を取る漢方薬を使用する際に”脾を守る”ことも考慮し治療法の組み立てをします。
脾の働きを回復するのに平胃散などの漢方薬や鍼灸治療で、それぞれ健脾利湿法、消導法を行うようにしましょう。
日頃飲むお茶としては壮健五行茶がオススメです。
