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健康トピックス

当店の最新情報をご案内します。

漢方薬は膀胱脱、子宮脱、脱腸の軽い場合は有効です。また、手術をした後の予防のためにも使います。一般的によく使われる漢方薬は補中益気湯や亀鹿二仙丸です。中気下陥では軽度な内臓かう軽度な内臓下垂程度ならいいのですが、問題はおへそから下の下焦の気(腎気不足)が弱くなっている場合です。

その場合は骨盤底筋の血流が悪く下腹部が冷えて、腎の気が弱くなっているので、補中益気湯だけでは足りません。何度も言ってきましたが、下焦は腎(生殖関係、ホルモン関係)の領域です。この力が弱い、腎虚の場合は補腎もしないといけないのです。もともと腎虚の人は産後の回復も遅くなります。

若い女性でも冷え症や腰痛が強い方は腎気も弱っています。女性は28歳から腎気が弱くなっていくと言われていますから、30歳を過ぎた女性は基本的に補腎は必要と考えてください。そして産後ケアはしっかり行って下さい。

閉経ごろ(45歳以降)に尿失禁の経験が増えてきます。予防には漢方薬に加えて、ツボを活用するとよいでしょう。百会と合谷、足の三里にお灸をするとより効果があります。さらに丹田(気海)に温灸をするのも効果的です。

腹圧をかける腹筋など、下腹部のトレーニングは肛門括約筋や骨盤底筋のトレーニングをして筋力がある程度ついてから行うことが大切です。そうでなければ膀胱などをさらに下垂させることになるからです。

更年期の尿漏れは結構時間が経っているはずですから、個人差が大きいと思います。このような場合、誠心堂薬局では鍼灸と漢方薬を同時に相談されるのもいいでしょう。お腹を触ってみたり脈などでその人の尿漏れについて判断がつきますから。

女性にとって恥ずかしくて言えないものの、意外と多いお悩みの尿漏れ。

これは出産によるものも大きいですが、それ以外でも骨盤底筋の筋力が弱くなる方もいます。

骨盤底筋とは子宮や膀胱などの内臓を支える、骨盤の底にあるネット状の筋肉です。重力に逆らった状態の筋肉ですから、筋力が低下すると尿漏れが起こりやすくなるのです。さらに緩みがひどくなると子宮が出てきたり、膀胱脱になったり脱腸になったりして、手術が必要になる人もいます。

軽い人だとくしゃみをすると尿がもれちゃう程度ですが、いずれにしても気持ちのいいことではありませんよね。

中医学ではこのような状態を「中気下陥(ちゅうきげかん)」と言います。内臓(中焦)の気(エネルギー)が不足してくると下焦も下がりだすと考えます。骨盤底筋が弛緩するのもこれが原因ということです。

こんにちは。暑さとともにジメジメとした気候になってきました。

梅雨になると胃腸が弱い人にとっては体の重だるさが出たり、浮腫みなどもでたりで辛い季節にはなります。

この時期に船橋店限定で、ワンコイン相談会イベントを行います。

500円ワンコインで中医学のスペシャリストから舌診が出来たり、血流計も測定できます。

今週は6/20(木)と6/20(金)に行います!

お悩みの方は是非ご相談ください。


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このパンダが目印です!

最終回の3人目は41歳のIさんです。

彼女は習慣性流産があり、5年以上不妊治療を続けて体外受精も行いましたが、いい結果は得られなかったのです。
モニターとして誠心堂に来た時は、採卵しても空胞になってしまうほど卵巣機能が低下し、FSH(卵胞刺激ホルモン)値が30もある、かなり厳しい状況でした。

加えてIさんは物事のとらえ方がネガティブで「妊娠はしたいけど、出来ないと思っています」と自ら言い切るような性格です。
「それなら、どうしてモニターに応募したの?」と聞くと、「私、矛盾しているんです。だからぜんぜん妊娠できるような実感がないんです」という。それなのに妊娠しない不安から採卵を続けてしまうんです。卵巣機能を回復させるためにも採卵はしばらくお休みした方がいいとアドバイスをしても採卵を行ってそのたびにFSHがグンと上がってしまうのです。

そこで最初に行ったのが三焦調整法の鍼です。するとFSH値が半分まで下がり、そのうち正常値になっていきました。下垂体のホルモンは出ていても、それがうまく卵巣まで届かないとFSH値が上がります。ですから卵巣の血行を良くする治療をすれば数値は下がるのです。

Iさんは冷え症で痩せており、食も細い腎虚タイプだったので、内臓の血行も悪い。このようなタイプは採卵に伴う微少の出血でもダメージになることがあるのです。そういう状況を早めに回復して上げると卵巣の血行もよくなりFSH値も正常になります。数値が正常になったら、もう少し時間をおいて卵巣を休めとこうと言っても、すぐに採卵に行ってしまう。。。

そんなことを繰り返していましたが、治療から6か月後にはいい卵が3個採れて、体外受精で妊娠したのです。

しかし、結論から言うと、19週で早産してしまいました。というのも諸事情で妊娠12週で漢方の治療を止めてしまったのです。腎虚タイプは流産、早産しやすいので治療の継続は不可欠なんです。
とても残念なことです。年齢からいってももったいないことをしたと思います。

妊娠できたことに自信がついたのでしょうか。「もう一度チャンスをください」といって、現在、再度妊娠に挑戦中です。

今回は35歳のEさん
結婚して7年間不妊治療をしていました。3回ほど体外受精も試みましたが、一度も妊娠にはいたりませんでした。なかなかいい卵が採れないと悩んでおり、こうなったら体質改善するしかないとモニターに応募したそうです。

「いい卵が採れるまで半年の時間がかかる」という最初の説明を信じてくれて、苦い漢方薬も頑張って服用し、鍼治療も耐えて、念願の6か月で妊娠しました。

EさんはBMI(Body Mass Index=肥満判定の国際基準。普通値は18.5~24.9.それ以下はやせ、それ以上は肥満となる)が30近くあった肥満体形でした。
肥満は着床障害をおこすので、まずは内臓脂肪を減らすために体重を10キロ落としてもらいました。

中医学でいえば、気虚痰湿タイプ。つまり、体を温める力、ホルモン分泌を一定に保つ力が弱い気虚と、体の中に不要なものが溜まってしまい必要なものが届きにくくなる痰湿の両方を持ち合わせているのです。ですから気を補って血行を良くして補腎を行うことと、痰湿を良くするために糖質制限をしながら食物繊維を多く摂って体重を落としてもらいました。

補腎と活血法もおこないました。補腎とはホルモン分泌を安定させることです。活血法とは漢方と鍼で子宮や卵巣の血流を上げる方法です。漢方は血液の粘度を下げ、鍼は血流を集める効果があります。補腎と活血法の二つで着床できるようにもっていきました。その間も人工授精は行っていましたが、なかなか結果がでなかった。

そうこうしているうちに治療から6か月目になり、Eさんは「そろそろいい卵ができているのではないか」と期待をしながら、久しぶりに体外受精をしたらみごとに着床していたのです。妊娠中も太らないように月に一度来店し、順調に赤ちゃんも育っていきました。

漢方はその人をベストコンディションにもっていき、本来の身体の力を発揮できるようにする薬です。ですから不妊で悩んでいる人が妊娠できるのはもちろんですが、太り過ぎの人はダイエットもできるし、痩せすぎの人は適正体重になることも可能なのです。

ここが西洋医学と違うところで、漢方は全体の健康レベルを上げるという利点があります。