今日の朝に、NHKの番組で香道のことを放送していたが、香りを嗅ぐことを聞くというそうです。漢方薬にも、香りを主作用とした生薬が多くあります。蘇葉(そよう)薄荷(はっか)、木香(もっこう)、変わった所では玫瑰花(まいかいか)→バラのつぼみ
漢方薬の作用としては、理気・行気作用、すなわち身体のエネルギー代謝を促す働きを行います。それを利用して、痛みを止めたり、胃腸機能の亢進を計ったり、冷えをとったりします。本来この香りを主とする生薬は長く煎じると、香りが逃げてしまうので、短時間で煎じることが必要です。香道では香りを聞くと解釈するが、漢方医学では香りが効くとゆうことでしょうか。
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コロナ罹患後のめまいに漢方薬
寺町漢方薬局 (広島県広島市)
去年秋にコロナ罹患して、病院から帰ってから、立ち眩みや軽い回転性のめまいに 悩まされるようになる。耳鼻科に毎週のように通院するも、全く効果が見えない。 知人が当薬局の漢方薬で、コロナ罹患後の倦怠感が消失したことを聞き、来局される。 小柄。やせ型の61歳の男性。 眩暈感は、状態・時間を問わず起きる。しばらくじっとして30分くらいで治まるが、とに かく外出が不安になり、家から出られないという。今回は家族に連れられて来局され た。 顔色もよくなく、食思もない。便通は3日1回。血液検査は軽い貧血が認められる程度。 若干の気と血の虚があり、めまいなら、補血薬の四物湯(しもつとう)に水分代謝調節 の働きのある苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)を合方した温清飲(うんせいい ん)を煎じ薬で服用していただいた。服用2週間で効果がでて、都合60日の服用で治 まった。が、半年以上経過した先月に眩暈感を感じて再来局され、同じ漢方薬をもっ て帰りました |
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更新日: 2023/05/22 |
最近、スーパー銭湯などに行くと、漢方風呂を見かけます。中身は補血薬のトウキ(当帰)、行血薬のセンキュウ(川芎)清熱薬のオウバク(黄柏)サンシシ(山梔子)温中・去湿薬のサンショウ(山椒)など、また胃薬のチンピ(陳皮)など使われています。家でも使った漢方煎じ薬の滓をお風呂にいれても同じよう効果が期待できます。また庭木に漢方薬をやると不思議に元気がでるようです。私の家でアジサイにやったら、例年2・3個しか花芽がでないのに。今年は倍の6個も やりすぎに注意が必要だが・・ときどき造園業者から注文がきますので、昔から使われてきたのでしょう。
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更新日: 2023/05/20 |
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