過敏性腸症候群にも漢方薬。
寺町漢方薬局 (広島県広島市)
中肉・中背 5年前からお腹にガスがたまってつらい。病院では過敏性腸症候群といわれ、安定剤をもらうも効果がなく、以後治療はしてきていない。 不思議なことに、ガスがたまって、おならがよくでるが、お腹の張りは全くないという。食欲はあり、便通はやや硬く、毎日はないがつらくはないという。 はじめは、IBSとして大建中湯(だいけんちゅうとう)、と桂枝加芍薬湯(けいしかしゃくやくとう)の合方をエキス剤でのんだが、2週間の服用で、効果がないという。そこでお腹の張りはないが、腸筋肉の緊張をほぐす目的で、桂枝加芍薬湯に、小承気湯(しょうじょうきとう)を加えて、飲んでいただく。 すると、お腹の張りがなかったのが、飲みだしてからお腹が張る自覚がでて、しばらくすると、ガスがたまらなくなり、おならも出なくなった。さらにお腹の張りは治り、30日後には、漢方薬をやめても、お腹の異常はなくなって、喜んでいただいた。 小承気湯の中のキジツ・コウボクが気を発散させた結果、ガスの除去に効いたようです。 |
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更新日: 2020/06/20 |
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