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中肉・中背

5年前からお腹にガスがたまってつらい。病院では過敏性腸症候群といわれ、安定剤をもらうも効果がなく、以後治療はしてきていない。

不思議なことに、ガスがたまって、おならがよくでるが、お腹の張りは全くないという。食欲はあり、便通はやや硬く、毎日はないがつらくはないという。

はじめは、IBSとして大建中湯(だいけんちゅうとう)、と桂枝加芍薬湯(けいしかしゃくやくとう)の合方をエキス剤でのんだが、2週間の服用で、効果がないという。そこでお腹の張りはないが、腸筋肉の緊張をほぐす目的で、桂枝加芍薬湯に、小承気湯(しょうじょうきとう)を加えて、飲んでいただく。

すると、お腹の張りがなかったのが、飲みだしてからお腹が張る自覚がでて、しばらくすると、ガスがたまらなくなり、おならも出なくなった。さらにお腹の張りは治り、30日後には、漢方薬をやめても、お腹の異常はなくなって、喜んでいただいた。

小承気湯の中のキジツ・コウボクが気を発散させた結果、ガスの除去に効いたようです。


 

ASDとはASD(自閉スペクトラム症、アスペルガー症候群)とは. 社会的なコミュニケーションや他の人とのやりとりが上手く出来ない、興味や活動が偏るといった特徴を持っていて、自閉症スペクトラム、アスペルガー症候群といった呼び方をされることもあります。
漢方では、このような症状・状態を気虚(ききょ)気滞(きたい)と考えます。
この気虚(身体エネルギー不足)もしくは気帯(身体エネルギーの滞り)と考えれば、気虚に対して補気を、気滞に対しては理気を行えば改善することがあります。

このようなASDに対する漢方薬に、甘麦大棗湯(かんばくたいそうとう)があり、中身はカンゾウ・コムギ・タイソウで、ほぼ食品です。小さい幼児でも安全に使え、なおかつ年齢が若いほど効果を上げます。


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これといった対応策のないASDに一度漢方薬を、試してんみるのも必要です、やたら副作用や依存性の強い薬を使わなくても、効果を上げることができます。、

 

36歳の独身女性。身長160CM、体重53kg。
数年前より、生理前2・3日から、腹部の痛みを感じていた。先月の婦人科の検査で約3cmの筋腫が見つかった。ほかにも多数筋腫の確認がとれた。前回の生理の時に、7日目に激しい下血が起こり、不安にかられ、漢方薬の服用を思い立つ。

このような場合は煎じ薬のほうが、効果が早いのだが、仕事上服用出来そうにないといわれ、エキス剤に、但し服用回数を増やすことにした。

通導散(つうどうさん)と桂枝茯苓丸(ケイシブクリョウガン)のエキス剤と丸薬の2種を同時服用として、3時間おきに水・白湯で飲んでいただいた。すると、わずか半日で、お腹の痛みが消えてしまった、

その後は、同じ漢方薬を服用し始めると、その後は生理時の痛みはほとんど感じなくなった。筋腫の消失を目指して服用中です。  

漢方薬のエキス剤も服用回数、服用間隔を狭めることで、より効果を上げえます。風邪薬など急性の場合はとくに必要で、1日3回食前では効果が少ないようです。

 

風邪やインフルエンザに漢方薬は有効です。

へたに、消炎解熱剤を使うなら、漢方薬のほうが確実に早く効果を上げます。

漢方薬の風邪薬といえば、ご存じ葛根湯が有名ですが、それだけではありません。

風邪で、熱が高い時には悪寒(さむけ)があれば麻黄湯(まおうとう)、

熱がそれほど高くない(38度以下)なら、桂麻各半湯を、使います。

では葛根湯は、筋肉の緊張による頭痛や、首・肩の凝り痛みがある場合に使われます。

 しかし、麻黄(まおう)の入っているお薬は、人によっては動悸を訴える場合を

 経験します。そんな方は別の漢方薬になります。

どちらにしろ、とにかく早く、症状がでたらすぐ飲めば、1~3服で治ってしまいます。


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風邪をひいたら、すぐ飲めるように、常に手元に風邪の漢方薬を準備しておくことです。



   



65歳の会社経営者。長身やせ型。

数年前から、生活習慣病ということで、7・8種類の降圧剤・抗コレステロール薬、尿酸低下剤などを、つぎつぎ服用してきた。1年前に クレアチンの異常が発見されたが、特別治療や薬はなかった。
それ以後も、治療はないままに、1年が過ぎたころ、友人から、腎機能低下の漢方薬があると聞き、紹介にて来局される。
1年前はCr(クレアチン値)が1.2だったが、直近では2.8までに悪化してきた。

治療もないので、漢方薬を飲むことに、黄耆(おうぎ)を主にした漢方の煎じ薬を飲んでいただく、すると1ヶ月後にはCr値が2.4も下がり、半年後には1.8、以後は1.2前後に改善してきている。

あのまま、何もしないでいたら、透析一歩手前まで、状態が悪化していたと考えられます。




 

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