45歳の主婦・長身・普通体型

小学生からにアトピー性皮膚炎があった。今まで漢方薬の煎じ薬を使ったり、皮膚科で抗ヒスタミン薬や、外用ステロイド剤を使って、その都度治してきた。
この度、1年前に住んでいるマンションの外壁工事をしたころから、急激に皮膚が悪化してきた。
両手首から両肘関節にかけてと、顔・首から胸にかけて、紅斑と毛孔性の赤い・乾燥した皮疹が出るようになり、皮膚科で治療するが、一進一退を繰り返し、子供のころ飲んだ漢方薬を思い出して来局する。
皮疹のでている皮膚が思ったほど、紅斑・炎症が軽度で、乾燥部も目立つことから、漢方薬を荊芥連翹湯の煎じ薬にして飲んでいただく事にした。一時は良かったが、2ヶ月後、皮疹が思ったほどの効果をあげていないので、漢方薬を六味丸に三物黄ゴン湯、の処方に変更してみた。
一時、バルサンを使用し、アトピーの皮疹の悪化が見られたが、その後は経過もよく、半年後にはほとんど毛孔性の皮疹も紅斑もなくなった。
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