40歳の会社員。長身・やせ型
3年前の夏から、左膝下部に小さい湿疹状のものができて、痒みもないので、何の治療もせずにしていたところ、秋ころになって急に皮疹の範囲が大きくなり、すぐに皮膚科に受診したところ、尋常性乾癬といわれ、ステロイド軟膏や、ビタミンD3軟膏をもらい、治療を続けてたが、ステロイド軟膏だけでは効果が一時てきで、すぐ再燃しては、ステロイドを塗布することの繰り返しで困っていた。
落屑が多い(白いフケ状)が多いので、炎症と保湿を兼ねる温清飲のキンギンカ・レンギョウを加えた煎じ薬を服用し、外用は抗炎症作用のある漢方外用薬を試していただく。
2週間ほどで、患部の紅斑・炎症・浮腫は治まってしまった。以後は紫雲膏(しうんこう)を外用して、内服は荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)をやはり煎じ薬にして、服用し、半年もたたないうちに患部は黒い瘢痕を残して、治ってしまった。

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