
2ヶ月前に、自然化粧品をいろいろ、試していたら、あるメーカーのものを使って、顔が
かぶれだし、紅班と痒みの激しい急性の皮膚炎が起こった。すぐ皮膚科に受診し、ス
テロイドと保湿剤の混合クリーム。抗アレルギー薬をもらい、治療する。
しかし、かえって紅班が拡大し、なを鼻部分には小さい吹き出物まで、でき始めた。そ
の後面皰の軟膏や、合成抗菌薬などで、治療するも、変わらない。母親に伴われ来局
する.

患部は顔のみで、首以下には皮疹はできていない。一見酒査様皮膚炎(しゅさようひふ
えん)ように、表皮全体が紅い、火照りもあり、鼻と口周囲に近づかないとわからない位
の小さい油を伴った面皰がある。
このような皮膚状態にアレルギー性皮膚疹、吹き出物にも効果のある十味敗毒湯(じゅ
うみはいどくとう)と紅班・火照りを目標に黄連解毒湯(おうれんげどくとう)を併用し、十
味敗毒湯は煎じ薬とする。吹き出物部分には抗炎症作用のある漢方軟膏を塗布してもらう。
10日で、紅班・火照りに効果がでてきた。
続ける事3週間で、ほぼ火照り・紅班はなくなり、都合2ヶ月で、吹き出物も消失した。
吹き出物は漢方薬治療の得意とするところです。
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