10ケ月月前に、転勤してから、環境の変化からか、両頬に大きい吹き出物ができるようになった。

すぐ、皮膚科に受診し、ニキビ用の外用薬を試したが、効果なく、数ヶ月後には、抗生物質の内服薬も併用するようになった。しばらく飲むうちに胃がもたれるようになり、吹き出物も、増えるばかりで変化がなく、治療を止めてしまった。
現在は市販のニキビ用の外用薬を使っているが、あまり状態に変わりはないという。
小柄で、やせ形の女性。生理痛がひどく、市販の鎮痛剤を欠かさず服用してきた。患部の吹き出物は、両頬部に多発して、一部は化膿している所もある。
舌も紅く、生理時の痛みがあることより、於血(おけつ)が考えられた。
そこで、駆於血剤の桂枝茯苓丸と、排膿散及湯(はいのうさんきゅうとう)をエキス剤で飲んでもらう。すると2週間後の生理の痛みが軽くなり、ニキビも小さくなってきた。より
効果を上げるため、さらに十味敗毒湯を加えたところ、どんどん改善して、1ヶ月半後には瘢痕を残すのみになった。
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エキス剤でも、症状と薬が合うと、効果がでるのが早いようです。
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