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34歳の主婦、以前より疲れやすくそのため、仕事を休むようなことがあったので、色々検査をしたが、やや貧血、やや低血圧、ということ以外で特に異常はない。
しかし風邪を引いても体温が37度にもいかないことが多く、平熱時では36度以下のことが多い。食事や健康食品等で、低体温状態を改善しようとしたが、あまり効果が見られず来局。

本人の体格は小柄、痩せ型で、大小便、食欲に異状はないが、寝つきも悪いうえに目覚めもすっきりしない。
そこで深部体温を上げ、新陳代謝をあげる目的で十全大補湯(じゅうぜんだいほとう)をこころみるが、胃の調子が悪くなって服用しにくく、なんとか1ケ月飲むも体調に変化がみられなかった。

続いて、胃腸にやさしい補中益気湯(ほちゅうえっきとう)や人蔘湯(にんじんとう)を煎じ薬で使うも効果が出ず、そのうち体のだるさや風邪をひいてもなかなか治らない状態が続いた。

そこで、あえて多種類の生薬が入った漢方薬の煎じ薬よりも、品質の良い単味のコウジンエキス剤(朝鮮人参エキス)のみを常用量の倍を使うこととした。飲んでみると、便がやや固くなることがあったが、日増しに体が温まる感じが強くなり、以前より寝つきも良く、日中に横になることもなくり、外出や、小旅行にも積極的に行くようになってきた。服用約半年では、ほとんど風邪もひかず会社を休むこともなくなり、また体温も36度以下になることもなくなった。

28才の主婦、1年半前広島に転居してから顔面ににきび様の吹き出物ができるようになった。
初めは市販のにきび薬を使うも吹き出物のできる範囲が広がり、漢方薬の治療を希望して来局。

本人の体格は中背、痩せ型。便通は正常ながら、尿は近く、夜間1、2回起きることがある。生理の周期は正常だが、生理痛がある。
患部はほほからあご、首にかけて多数の痕跡を伴ったにきび様の吹き出物がすきまなくあり、一部は化膿しているところもある。

初めに膿胞型の吹き出物に使う清上防風湯(せいじょうぼうふうとう)に膿を取り除き炎症を鎮める作用のある排膿散及湯(はいのうさんきゅうとう)をあわせて服用し、さらに本人の希望でビタミン剤とともに服用した。あごの吹き出物は初めのうちはよかったが、その後また悪化したので、数週間後に十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)と黄蓮解毒湯(おうれんげどくとう)にかえ、ビタミンCと一緒に服用しなおした。

徐々に経過はよくなり、何ヵ所か新しい吹き出物がでるが、全体のはん痕はきれいになり、数ヵ月後には化粧をすればほぼわからないまでになった。
途中、花粉症による漢方薬を使うものの続けること数ヶ月でほぼ目立たなくなり、新しい吹き出物の心配がなくなってきたので薬をやめて様子を見ている。

35才の看護師。小児のころアトピーで加療した経験があり、その後学生時代には落ち着いていたが、仕事を始めたころより、少しずつ皮膚の炎症が起こるようになってきた。

10ヶ月前から夜勤をするようになって急激に皮膚の状態が悪化した。初めはステロイドを使うものの、徐々に強いものになり、これ以上強いものは使えなくなり来局。

顔面の炎症に皮炎湯の内服とモクタール軟膏、患部の外用に太乙膏
本人の体格は、中肉長身。首から上の顔面に紅潮、ほてり、かゆみがある。また、両腕、腹部にはかゆみ、乾燥、落屑があり、多数の掻破痕(引っかき傷のあと)が混在している。

まず、顔面の炎症に皮炎湯(ひえんとう)の内服とモクタール軟膏をつけてみた。

数日で紅潮、炎症部は乾燥し、かゆみもでてきたので太乙膏(たいつこう)に変えて、患部の外用とした。他の部分は潤いがでて、かゆみも治まりつつあった。

経過はよかったが、イライラがあると悪化する傾向があるとのことから、あらかじめ抗ストレス薬として「四逆散(しぎゃくさん)」を併用した。

するとそれまであまり変化がなかった腕のほうも乾燥して落屑が起こり、数週間程できれいになったので皮膚保護目的で太乙膏をつけ、肌の調子は落ち着いている。

53才の主婦。10年前に手掌(手の平)の2、3カ所に水泡ができましたが、治療らしきものもせず、ステロイド入りの市販の軟こうを塗って治していました。その後サウナに行って体を温めたためか、足底にやはり小さな水泡ができました。手掌や足蹠(足の裏)に膿疱(小さな膿)が多発する掌蹠膿疱症でした。

 3年前に再発。ステロイドと漢方薬の飲み薬を使って過ごしていましたが、徐々に治まりにくくなり、来局されました。

エキス剤は「消風散合越婢加朮湯」
 手掌部は水泡が多数あり、一部は膿疱になっている状態。そうでない場所は皮膚面が乾燥、落屑(らくせつ)し、亀裂がある所もあります。足底は水泡と共に角質が厚く、乾燥し、やはり落屑が見られます。
 本人がエキス剤を希望するので、消風散合越婢加朮湯(しょうふうさんごうえっぴかじゅつとう)を提案しました。

外用には「太乙膏」と「紫雲膏」
 患部の外用は太乙膏(たいつこう)を塗ってもらい、皮膚が切れて傷になっている部分には紫雲膏(しうんこう)を塗ってもらいました。もちろんステロイドはなし。

 数週間後、手掌部は始めは多数の水泡ができて、その後きれいになりました。足は手ほどの変化はないものの、水泡は出ず、角質も薄くなりました。

 その後、代謝を促す温経湯(うんけいとう)と太乙膏を塗りながら数カ月で、手足ともにエキス剤も軟こうも必要としなくなりました。

28歳のOLさん。小児時代からアトピーがありましたが、時々小児科や皮膚科で塗薬をもらって、何とかそれほどひどくならないでいました。しかし、20歳で就職してから極度に全身に炎症が広がってきました。ステロイド剤でその時、その時をしのいできましたが、一時的にしか感じなく、ほかの治療法を探していたところ、友人から薦められて来局されました。

顔面の紅潮やドライスキン状態に
その時の皮膚は顔面がほおを中心に紅潮して熱を持っている状態。腕は乾燥し、かゆみの強い小さい丘疹が多数ありました。普通なら、皮炎湯(ひえんとう)の煎じ薬が一番適応でしたが、本人の希望でエキス剤を提案しました。
(1)皮炎湯エキス剤
(2)2%モクタール軟こうを顔面に夜間のみ塗布
(3)タイツ軟こうは、顔面とほかの部分の乾燥した部分に塗布。 

初めはエキス剤なので、あまり期待していませんでしたが、皮疹の状態と薬がぴったり合ったのか、数週間で皮疹の炎症は半減し、もう数週間で一見は分からないほど良くなりました。まだ、腕部分の乾燥性の丘疹は少し減退しただけだったので、漢方薬の変更をアドバイス。
(1)荊芥連ぎょう湯(けいがいれんぎょうとう)エキス剤
(2)タイツ軟こうは炎症が気になる時に塗布
(3)レスタミン・ヒルドイドソフトの混合軟こうは乾燥部分に。
 
ドライスキン状態だった肌ですが、この組み合わせを数カ月続けることで、薬の服用を忘れるようになりました。

成分の薄いエキス剤を使いましたが、今回のケースでは意外と早い段階で変化が見られました。本人が必死できちんとスキンケアをした努力もあったためでしょう。

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