
36歳の主婦。
遠方にて、はじめは実家の母親が患部の皮膚画像を持参して、来局する。

幼児ころから、アトピーようの皮膚が出たり、治ったりを繰り返して、そのたびに皮膚科でお薬をいただいていた。
1年半前に、隣の家が、家屋を立て直して、工事が始まったころから、治まっていた皮膚が悪化し始めた。皮膚科で、抗ヒスタミン剤、外用ステロイド剤をもらうが、なかなか、皮膚が変化をしない。職場の人間から、漢方薬が効いた事を教わり、来局される。
顔・身体・腕に毛孔性の紅潮した皮疹がてんてんとあるが、それほど激しい症状ではない。
そこで、毛孔性の皮疹を主とした、体質改善の漢方薬である、荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)を煎じ薬でのんでいただくことにしたが、忙しく煎じることが難しいので、当薬局で、煎じ薬を真空パックにして、お渡しする。またステロイド剤は極力止めて、漢方薬の外用薬を利用していただくことにした。
1ヶ月の服用と塗布で、思っていた以上に効果があり、都合3ヶ月の服用で、皮膚状態がほぼ正常になった。
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よく、家の改築や、ビル塗装などで、治っていたアレルギーが再燃することがあります。アレルギーの体質のかた、十分普段から注意が必要です。
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