陰部湿疹
28歳の女性。
1年前に、不用意に陰部を掻いてから、痒みが激しく、熱をもつように。
数所の皮膚科にかかるも、どこもステロイド剤をだされ一時てきはよいが
すぐ、元の症候にもどり、かえって、前より悪化するように
知人に聞いて、来局される。
熱を持ったように痒いが、紅班はそれほどではないという
消風散のエキス剤に、生薬入りの軟膏をつくり、1日2回患部にぬってもらうと
2週間ほどで、痒みがほとんどなくなり、さらに2週間の服用と塗布で
ほとんど治ってしまった。
なんでも、ステロイドはいかがなものでしょうか?
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変な風邪が・・夏風邪?天候の変動からか
寺町漢方薬局 (広島県広島市)
ここ1週間、夏風邪のような、そうでないような
微妙な症状を訴える方が増えています。 症状は:だるい・食欲がない・熱っぽいが計るとあまり熱はない・寒気はない・めまい感 がある ![]() 寝込むほどではないが、なにかシャッキリしない こんな、夏ばてからくる風邪には、牛黄(ごおう)がよく効きます。 理由は、解熱はむろんのこと、強肝作用や増血作用があり、気候変動による、心身の異常に効果 があります。 ![]() 葛根湯を飲んでいたかたがいましたが、熱・悪寒のはっきりしない風邪には効果はあり ません。 ![]() 天候異変から、病気が増えたり、再発したりするようです。 ![]() 免疫力を落とさないためにも、不規則な生活はやめましょう。 ![]() |
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更新日: 2015/09/09 |
吐き気と胃の痞えは・・・夏バテによる自律神経失調症
寺町漢方薬局 (広島県広島市)
先週の土曜日に、今年らしい症状を訴えで、漢方薬で治ったケースが・・
その1週間前から、身体がだるく、吐き気と食欲の低下、みぞおちの痞えで困っていた。 本人はてっきり、肝臓が悪いものと決め込んで、かかりつけに受診するが、あいにく休 診のため、その近所の個人病院へ行き、検査をうけると、肝臓はむろんのこと、他の 検査にも異常はなく、何の治療もないまま、帰りがけに、らい局される。 薬局で、血圧をはかると、170・90で、脈拍は90で、やや高い。 自覚症状は、吐き気・心下の痞えのみ、便通に異常はない。舌は白く、歯痕があり水毒 が疑われる。 ![]() 現在に服用中の薬を聞いてみると、医療用の漢方エキス2種、抗コレステロール薬、 ビタミン剤2種も飲んでいる。 これでは、夏の疲れで胃腸が弱ってきているところへ、この薬の量では、胃腸がへた るのは当然のようです。胃腸型の夏風邪につかう、かっ香正気散で、翌々日には、症状もなくなりました。 |
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更新日: 2015/09/08 |
生理周期は普通だが、高温期が短い 「不妊症」について
寺町漢方薬局 (広島県広島市)
不妊症には、卵子が受精できないものと、受精卵が子宮に着床できないものがあります。漢方薬は特に後者の受精卵が着床できないケースによく使われます。 相談者は38歳の会社員で、2年前に妊娠しましたが、7週で流産したとか。以来、治療を続けたものの、なかなか結果が出ないとのこと。 体格は中背、痩せ型で、顔がむくみやすく、手足の冷えもあるようです。生理は、周期は普通です が、高温期が短い状態です。このような状態で、体力的に弱く、冷え性のタイプには、まず身体を温 め、むくみを取るとされる当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)を、より効果があるとされる煎じ薬にして 飲んでもらいました。さらに、運動もするように勧めました。 初めの1カ月はきちんと服用しなかったため、あまり変化がありませんでした。そこで、服用率を上 げるため、エキス剤に変えて、当帰芍薬散に桂皮人参(けいひにんじん)を加え、きちんと飲ん でもらいました。 すると、身体が温まることを自覚するようになり、高温期も長くなってきました。服用を続け、半年後に妊娠。無事に3.5kgの男の子を出産しました。 ○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●
極端な妊活をする前に身体を妊娠しやすくする努力の大事ですし、 漢方薬の利用も、身体の負担がなく、有効です ![]() |
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更新日: 2015/09/04 |
慢性前立腺炎・・・意外な原因が?
寺町漢方薬局 (広島県広島市)
意外と多い相談の中に、前立腺炎があります。
泌尿器科での治療に合わないで、効果がなく困っているかたがいます。この病気は あまり年齢層に偏りがないようです。学生さんから高齢者までお見えになります。 ![]() この春まで、排尿時不快感と会陰部の冷えの訴えでお越しになっていた30歳の 会社員のかたが、別の皮膚のことで、相談に見えられ、以前の下腹部の症状は 全くなくなってしまったとの報告がありました。場合によってはこのように、のちに なってから漢方薬の効果の結果がわかる事が多々あります。 この時は、漢方薬の竜胆瀉肝湯(りゅたんしゃかんとう)のエキス剤で効かず、 煎薬にしても今ひとつ、症状の改善がなく、他にも例のあった扁桃腺肥大を 目標にした漢方薬で、前立腺炎の症状が消えてしまいました。 ![]() ![]() 漢方薬を使ううえで、さらに上の原因を叩くことで解決ができる事がときどきあります。 この場合は扁桃腺肥大による発熱が前立腺への悪影響が原因だと考えられます。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
いつも、思うことですが、漢方薬は合わないと全く身体に良い意味で反応しません 何回かは、漢方薬の内容を変えて効果を見ることも必要です。 |
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更新日: 2015/08/26 |
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