梅雨の大雨、時々猛暑が続いています。体力・気力とも消耗する季節になってきたようです。
江戸時代から、夏の暑さから、身体を守る薬があるようです。簡単なところでは、お茶がわりにビワの葉を、庶民はつかっていたようです。また正式な漢方薬では、清暑益気湯(せいしょえっきとう)という、読んで字のごとしの処方もあります。
漢方処方も使いますが、同じ漢方薬でも、植物性のものより動物生薬の方が、効果の発現がはやいので、この忙しい現代では、こちらのほうがお薦めです。
当薬局で、よく出るものに、
牛黄(ごおう)と紫荷車(しかしゃ)の二つがあります。両方とも、名前は違えど、みなさんにお馴染みのものです。
牛黄はドリンク剤(例えば:ユンケルなど)の主成分として、また紫荷車(しかしゃ)は、プラセンタ製剤として、知られています。
夏バテあるいは、その予防として使うなら、この二つは欠かせません。ぜひお試しください。
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牛黄(ごおう)―牛の胆管中にできる結石
薬理作用は、解熱(熱を下げる)、増血(貧血を改善する)、強肝(肝臓の機能を助
ける)、利胆(胆汁分泌を盛んにする)、強心(心臓の働きを高める)鎮静(神経を和
らげる)抗炎症(炎症をおさえる) 等の働きがあります。
市販のドリンク剤に主要原材料として(分量は10分1位)、よく用いられています
牛黄(ごおう)カプセルとして、製品があります。
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紫荷車(しかしゃ)-動物の胎盤(昔は人間のものも使われていましたが、現在では豚・羊のようです)
薬理作用は、疲労回復、基礎代謝向上、血行促進、造血、強肝解毒、活性酸素除
去
単品や混合製剤の
プラセンタ製剤として、ドリンク剤や、カプセル剤にして
売られています。
夏バテ
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