全身、特に上肢と下肢の関節痛で悩んでいた初老の男性。
漢方内科や、漢方薬局で、独活寄生湯(どっかつきせいとう)や疎経活血湯(そけいかっ
けつとう)などを使うも全く変化がなく、自分で市販の桂枝加朮附湯(けいしかじゅつぶと
う)のエキス剤も買ったりしている。もちろんそれも何の変化もしない。
症状は、全身の痛みで特に肘・膝の関節の痛みだと言う。リュウマチ検査はマイナス
、整形外科でもはっきりした答えはくれないでいる。
そんな時、ある本を読んでいると、原因不明の痛みに十味坐散(じゅうみざさん)が効く
とあるので、他に適応な漢方処方がないので、試すことにした。
遠方なので、4週間分のお薬にしてお渡しする。もちろん煎じ薬で、すると、4週間後の
再送依頼で、この薬が一番効いて、ほとんど痛みを感じなくなるという。
一度、痛みに対する漢方薬で、効果の出ないときお試しください。
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