35歳の女性。1年前に扁桃腺炎にり患してから、手のひらに水庖が出て一部化膿する ようになった。そのうちに足の裏にも出てきた。そのうち足の裏(蹠)にもでてきて、皮膚 で掌蹠膿疱症といわれ、しばらく治療をしていたが仕事が忙しくて止めてしまった。 知人から漢方薬でよくなった話を聞き来局する。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 本人の体格は小柄・肥満体。大小便・食欲・血圧異常はない。幹部の状態は両手足の 掌蹠に多数の膿疱を伴った水疱と、角質が厚くなって乾燥、剥離があり、一部亀裂もある。また 水疱部には多数の掻把痕も認められる。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ そこで、掌蹠膿疱症の極期に相当する血熱熱毒症とみて消炎・保湿兼用薬の温清飲( うんせいいん)を煎じ薬で服用した。数週間ていどでは変化がなく、活発に水疱が出てくる そこで、水疱によく使われる越脾加朮湯(えっぴかじゅつとう)を加えて服用し、さらに20 %のモクタールを使った外用薬を使ったところ、水疱の新生がおさまってきた。続けること 数ヶ月で、両手足の掌蹠部がわずかに乾燥するまでに状態が回復した。 |
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更新日: 2024/07/10 |
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健康トピックス 「掌蹠膿疱症 手の水疱 足の水疱」
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