77歳の男性。小柄・やや肥満体
ここ10年の間に肝臓がんや、肺がんになり、COPDをいわれてきた。当然治療はしてきているが、なかなか症状の改善をみていない。
本人の訴えは、身体の動揺感、温度差(外から家の中へ、またその逆状態)で咳がでる。また夜、横になると咳が出始める。これは横隔膜の上昇による肺活量の低下によるものと思われる。
この状態に、体力・免疫増強を目的に、補中益気湯(ほちゅうえっきとう)を、さらに鎮咳・去痰作用のある五味子・麦門冬を加えた味麦益気湯(みばくえっきとう)の煎じ薬を
飲んでいただく。
続けること、2ヶ月で、歩けなかった坂道をゆっくり歩くようになり、2ヶ月後には咳もほとんど出なくなった。
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