TBS「ぴーかんバディ」で、内臓脂肪をとるお茶として紹介された杜仲茶あります。
テレビで放送した1日量10gのパックです。
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更新日: 2006/08/05 |
<月経前の不快な症状>
月経前になると「イライラする」「気分が落ち込む」「むくんだりニキビができる」というような症状は、40~80%の女性が経験しているといわれています。 ![]() PMSの症状は人によって様々です。「怒りっぽくなる」「理由もなく悲しくなってくる」というような精神的なもの、「頭や胃が痛む」「吐き気や嘔吐がある」「めまいやほてりが現れる」といった身体的なものなど、数多くの症状があります。 したがってPMSは排卵のある女性であれば、誰にでも起こりうる症状で、決して特別なものではありません。 しかしながら、PMSは月経の周期ごとに反復して現れるのですから、非常に煩わしいものでもあります。 また、症状の程度も個人差が激しく、症状が現れてもさほど気にならない人もいれば、日常生活も困難になってしまう人もいます。 このように精神症状が顕著で職場や学校、家庭などの日常生活に支障のある重症型を月経前不快気分障害(PMDD)といいます。PMSの症状を訴える女性のうち約5%がPMDDと診断され、適切な治療が必要とされています。 欧米ではPMSの研究が進んでおり、専門的な治療体制が整いつつありますが、日本国内でPMSという言葉が知られるようになったのはここ数年のことであり、社会的認知度は低いといえます。 そのため、本人は症状を自覚していながらも、それがPMSのせいだと気づかず、周囲の方もそのような女性を前にし戸惑うこともあるでしょう。 特に月経のない男性にしてみればPMSを理解することは難しいかも知れませんが、薬物治療と並行して少しでもPMSの理解を深めていただくことも大切だと思います。 【養生方ならびに西洋医学的治療薬】 軽症例では、食事療法(カフェイン・アルコール・塩分・糖分の制限、ビタミンやミネラルの摂取)、適度な運動によって改善することもあります。 このような方法で軽快しない場合は、ホルモン剤や抗うつ剤などの薬物療法が必要となりますが副作用の面で問題があるようです。また、対症療法として痛みに鎮痛剤、むくみに利尿剤なども用いられます。 【代表的漢方医学的治療薬】 漢方ではPMSやPMDDの原因を血の変調とみなし改善する漢方薬を処方します。 また、東洋医学的にみると血は肝と密接な関係がありますので、肝の状態を整える漢方薬を用いることもあります。 ・加味逍遥散(かみしょうようさん) イライラ感などの精神症状が顕著で、のぼせたり、発汗したりする人に用います。不眠の傾向もあります。食欲不振など胃腸症状はほとんどありません。 更年期障害にもよく使われる処方です。 ・柴胡桂枝湯(さいこけいしとう) だるみがあり、食欲もあまりありません。 時に吐き気や微熱を伴ったりします。にきびや吹き出物などの皮膚疾患を訴える方もいます。 ・四逆散(しぎゃくさん) 気分の落ち込みが強く、時にうつ状態になります。 食欲は比較的ありますが、胃痛や腹痛を訴える場合があります。 |
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更新日: 2006/06/01 |
![]() 『プチうつ』とは、病院で治療を受けるほどではないけど、なんとなく気分が晴れない、落ち込みやすい、あまり外出したくない、人と話すことがおっくう億劫といった、軽い(プチ)うつ症状のことを指すようです。 番組では、このプチうつの人が最近かなり増えているといっていました。 通常、うつは強い精神的ダメージを受けることで起こることが多いのですが、中にはそのようなダメージがないのにうつになってしまう人もいます。原因は小さなストレスの積み重ね。それが脳や体のエネルギーを消耗させてしまう、うつ症状になっていくというものです(自覚がなく進行する)。 また、うつに陥りやすい性格のタイプとして次の2つを挙げていました。 ① 完璧型人間→常にストレスが多く、エネルギーを消耗しやすい。 ・目標を達成できない・・・・いらだちで日々ストレスを感じている。 ② 円満型人間→欲求を抑えることでストレスがかかり、エネルギーを消耗しやす い。 ・人との和を乱さないように過剰の気を使うため、エネルギーを消耗する。 日々ストレスが多く、上のどちらかのタイプに当てはまる人は、十分休息をとったり、気分転換を心がけてみた方がいいかもしれませんね。 【漢方医学的な考え方】 漢方の古典に「恬憺(てんたん)、虚無(きょむ)、精神内に守れば、病、何によってか生ぜむ」とあります。 つまり、心を平静に保ち、思いわずらわず、ストレスをうまく発散させていれば、病気にはならないということです。 また、「百病は気より生ず」とあり、東洋医学では、七情(喜・怒・憂・思・悲・驚・恐の七つの感情)がこう昂じると病気になるとして重視しています。 特に、現代のうつ病に相当すると思われる『気積(きせき)』という病気の原因は、「憂(うれう)・思(おもう)・怒(おこる)」の感情で、これが鬱積し内臓の機能を低下させて発症すると考えています。 漢方では五臓六腑のバランスを調整し、気血のめぐりを改善して、うつ症状を緩和させていきます。 【よく用いられる漢方薬】 ・柴胡加竜骨牡蠣湯(さいこかりゅうこつぼれいとう) 体力は比較的あり、のぼせて動悸がし不眠を訴え、不安感やイライラがあって 便秘気味の方に用います。 ・柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう) 神経質でゆううつ感が強く不眠や動悸があり、体力はあまりありません。 のどが渇き、時に寝汗をかくことがあります。 ・補中益気湯(ほちゅうえっきとう) 胃腸を丈夫にして気力・体力を高める作用があります。 やる気がなくて体もだるく、食欲が落ちている人に。 ・加味逍遥散(かみしょうようさん) イライラや不眠などの神経症状を強く訴え、頭痛やめまい、動悸がある女性に 多く使用します。更年期のうつ症状にも。 ・半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう) 気のめぐりをよくして気分がふさいでいる状態を改善する効果があります。 のどに異物感があるとよく訴えられます。時に動悸やめまいもあります。 |
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更新日: 2006/04/25 |
【症状の見方】
![]() うつ病や高血圧症、脳動脈硬化症などの病気が原因になっていることもありますが、ほとんどは神経性のものです。 【西洋医学的な考え方】 睡眠導入剤などの投与で緊張をといて眠りを誘う。 原因疾患がない単なる不眠症の場合は、西洋医学では催眠薬や睡眠導入剤などを投与します。最近は、安全な西洋薬が多く開発されており、医師の指示に従って飲む限り、特に危険はありません。 【漢方的な考え方】 目がさえてしまって全然眠れない、こういう状態は疲れすぎたときや産後によくみられ、「肝」の機能が低下し血が不足していることから起こります。また、夢ばかり見て眠った気がしないというのも「肝」が弱まることから起こります。 寝つきの良し悪しは、胃腸が関係しています。つまり、空腹でも満腹でも胃腸が働いてしまって睡眠を妨げてしまうのです。 朝早く目覚めるのは「腎」が弱っていることから起こります。年をとると腎が弱まるので朝早く目が覚めてしまいます。 漢方では以上の観点から不眠の原因を探り、五臓六腑の弱りを改善することで、不眠に対応していきます。 【よく用いられる漢方薬】 漢方薬には睡眠導入剤にあたるものはありません。 即効性は期待できませんが、服用を続けていると徐々に自然な形でぐっすり眠れるようになってきます。 また、西洋薬のように依存性がなく目覚めが良いので、睡眠剤を止めたいと思っている方も試してみられるといいでしょう。 ・柴胡加竜骨牡蠣湯(さいこかりゅうこつぼれいとう) 一見、丈夫そうにみえるタイプで、脇からみぞおちにかけてつかえたり、おさえると痛んだりします。動悸がみられ、のぼせ、イライラがあって便秘気味の人に有効です。眠りは浅く、よく夢を見る傾向にあります。 ・柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう) 柴胡加竜骨牡蠣湯の場合と同じような症状を訴える人に用いますが、体力はあまりなく、神経質で軟便気味です。 ・加味逍遥散(かみしょうようさん) 女性の不眠症に汎用されます。寝つきは比較的良いのですが、夜中にたびたび目を覚まします。不眠症の他に、疲れやすい、頭痛やめまい、イライラしやすく時々のぼせるなどの不定しゅうそ愁訴があります。更年期に伴う不眠症によく効きます。 ・加味帰脾湯(かみきひとう) 虚弱な人で、心身過労の結果、精神不安、抑うつ傾向、動悸、健忘傾向に伴う不眠に用います。立ちくらみやめまいなどの貧血症状もあります。 ・半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう) 胃腸の機能を改善して不眠を改善する薬です。みぞおちがつかえて重苦しく、食欲がなくて下痢しやすいです。寝つきが悪い方が多いようです。 ・八味地黄丸(はちみじおうがん) 中年以降で朝早く目がさめる方によく用います。 のどの渇き、夜間頻尿、足腰の弱りや痛みなどの症状を伴います。 |
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更新日: 2006/04/25 |
疲れやすい、病気にかかりやすい
現代(西洋)医学には虚弱体質、虚弱児という病名はないようです。しかし多くの方々が「この子は虚弱体質あるいは虚弱児で、かぜをよくひく、扁桃腺がはれて高熱を出しやすい、または疲れやすく胃腸が弱い」といった表現をされます。 一方、医師の方でも、こういった虚弱体質、虚弱児という言葉を充分理解していますが、残念ながら西洋医学での治療法は確立されていません。それは西洋医学が発症した病気ひとつひとつを治すことに注力し、からだをひとつと考えてからだ全体を立て直す治療法がないためだと思います。 【虚弱体質の改善に用いる漢方薬】 漢方では虚弱体質の原因をいわゆる五臓六腑のいずれかの機能低下とみなし、その弱った臓器のためにからだ全体の力が落ちていると考え、原因臓器を改善する漢方薬を処方します。 ・小建中湯(しょうけんちゅうとう) 胃腸虚弱タイプの子供によく使われます。一般に食欲がなく、腹痛、下痢や便秘があって疲れやすく、鼻血が出たり夜尿がある子に。 脱腸(ヘルニア)にもよく効きます。 湿疹が出やすい場合にはおうぎけんちゅうとう黄耆建中湯が合います。 ・柴胡桂枝湯(さいこけいしとう) かぜをひきやすいなど呼吸器系が弱く、神経質で食欲はあまりありません。吐き気や便秘気味の子供によく用いられる処方です。かぜをひくと扁桃腺がはれやすく微熱が続いたり咳が続く傾向にあります。 ・当帰建中湯(とうきけんちゅうとう) 顔色が悪く、冷え性で立ちくらみやめまい目眩がよくある子に使われます。 ・柴胡清肝湯(さいこせいかんとう) アトピー性皮膚炎や鼻炎、喘息などのアレルギー体質を改善する作用があります。食欲はありますが偏食気味で落ち着きがない傾向にあります。 【虚弱体質の子供の改善例】 9歳の女の子。やせ型。 鼻炎を起こして以後、喘息になり、夜中にゼイゼイと喘鳴が出やすい。気管支拡張剤を服用中。からだがだるく疲れやすい。 腹痛や嘔吐することもある。鼻水も出やすい。大便や小便は普通。少食。甘いものを好む。 ![]() 10日分服用したところ夜中の喘鳴が軽くなり腹痛や鼻水も改善する。 さらに20日分服用して、喘鳴も出なくなり、気管支拡張剤も止めることができ、食欲も出てきて疲れにくくなったと喜ばれた。 |
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更新日: 2006/03/29 |