前回までは地黄という生薬についてお話してきましたが、今回からは瓊玉膏の構成生薬の中でも重要な役割をする人参(ニンジン)に焦点をあてたいと思います。
この生薬はとても有名なお薬で一般に「朝鮮人参」として広く知られています。
人参は漢方でいう五臓(心・肝・脾・肺・腎)の脾の働きを主に高めます。
この脾という臓器は胃腸などの消化吸収や免疫に関わり、漢方でいう気をパワーアップする働きがあります。
一般的に胃腸の弱い方は活発ではないことがおおいですよね?
人参は脾の働きを良くして身体を元気にする、つまり滋養強壮の働きがあるのです。
....続きはまた次回に。
瓊玉膏のお話(その5)
栃本天海堂薬局 福島店 (大阪市福島区)
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更新日: 2010/10/25 |