健康増進ニュース総集編


金不換王で慢性炎症を抑える
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31.金不換王で慢性炎症を抑える
炎 症

体内に侵入した不純物、毒物、あるいは体内で発生した老廃物、酸化物、老化細胞などを除去するために、全身の細胞からはマクロファージ(貧食細胞)などの免疫細胞を活性化させる仲介物質(メディエーター)が分泌されます。
活動を始めた免疫細胞からは活性酸素(O₂⁻)や一酸化窒素(・NO)などのフリーラジカルが放出されるため炎症が発生しやすくなります。

赤くなって、熱をもち、腫れて、痛みがある、4つの症状を持つのが「炎症」の定義ですが、そのような激しい反応や自覚症状を伴わず、だらだらと続く炎症もあります。
前者を「急性炎症」、後者を「慢性炎症」と呼んで区別します。

慢性炎症

慢性炎症が関わる病気としては肝硬変、C型肝炎、脂肪肝、潰瘍性大腸炎、クローン病、閉寒性肺疾患(COPD)、動脈硬化、気管支喘息、アトピー性皮膚炎、がん、歯周病、糖尿病、高血圧、心臓病、血栓症、肥満、慢性疲労、認知症、うつなどが上げられています。
生活習慣病と呼ばれている病気はすべて、広義の慢性炎症が続いた結果ももたらされるもので、炎症の影響の拡大と細胞の老化によって進行・悪化していきます。

慢性炎症の原因

血流低下→プロスタグランジンの生成→血管の拡張→炎症の発生

肥満→脂肪細胞の肥満→肥満細胞→炎症メディエーターを分泌→炎症の拡大→老化病(生活習慣病)の促進

ストレス→老廃物の増加・活性酸素の発生→炎症の発生→炎症メディエーターを分泌→炎症の拡大→老化病(生活習慣病)の促進

高血糖→糖化反応の増加→炎症の発生→炎症メディエーターを分泌→炎症の拡大→老化病(生活習慣病)の促進

高血圧→血管内皮細胞の損傷→→単球・LDLの流入→LDLの酸化・マクロファージによる貪食→プラークの形成・活性酸素の発生→炎症の発生→血管内皮細胞の破損→動脈硬化・血栓の形成→脳・心臓の梗塞

喫煙
→PM1.0の化学物質の肺胞への侵入→炎症の発生

歯周病菌→炎症の発生→毒素(炎症メディーエータ)を分泌→炎症の拡大・インスリン活性の阻害→老化病(生活習慣病)の促進

慢性炎症はすべて「おけつ」の発生につながります



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