健康トピックス 「へバーデン結節」

指の関節が腫れてきて痛みが出て、
もしかしてリウマチかなと思って整形外科に行って
へバーデン結節といわれた人は多いのではないでしょうか。

どちらも指の変形を伴いますが、
レントゲン像や血液検査でリウマチに特徴的な所見がなく
・ 関節の隙間が狭くなってきている(レントゲン所見)
・ 骨に棘ができている(レントゲン所見)
・ DIP関節(指の第一関節)またはPIP関節(第二関節)が腫脹(腫れる)し
  横幅が広くなり結節状になる
  (PIPの腫脹はブシャール関節といわれますが、今回は含めています)
・ 圧痛があり皮下に骨棘を触れる
といった場合、ほとんどがへバーデン結節と考えられます。
原因はよくわかりません。
指先仕事の多い中年以降の女性に多く見られるように思います。
よほど、ひどい状態でない限り手術せず保存療法で対処します。

へバーデン結節の保存療法とは、
痛みや炎症症状の強い時は局所の安静・テーピング・湿布・消炎鎮痛剤内服となり、
症状が強くないときは水仕事を控えて保温・テーピングするだけで良いとされています。
しかし実際のところ、女性が圧倒的に多いこの病気、
家事などで指先を冷やすなだとか安静にしなさいとか・・・・無理ですよね。
そこで、自分のできる範囲で テーピングや保温をし、
水仕事・草引きなどを控えてもらって
あとは血流をよくして冷え・むくみをとる漢方薬を服用してもらうことで
効果があがることをしばしば体験します。
炎症が強くなければ入浴中に指のマッサージもおすすめしています。
指の変形を漢方で治すのは困難ですが、
痛みを止めるのは経験上、効果が期待できます。

中には、指関節の変形している方で、
一生懸命 指マッサージをしてくださって
(針灸治療や漢方薬も併用しましたが)変形がかなり良くなった例もあります。
こんなこともあるんですね。

逆に、気の毒な思い出として、
専門外の医師の見立てでリウマチと間違われて
抗リウマチ薬を処方されていたケースが。。。
血液検査データと臨床他覚所見で「疑惑」を抱いて
リウマチ専門医に紹介状書いて「発覚」しました。
まずは、リウマチを否定するところからスタートして
(漢方ではリウマチであろうがへバーデン結節であろうが関係ないのですが、
やはり、現代医学的病理感にのっとることは重要だと思っています)
治療の選択肢として東洋医学もあるとお考えください。

TEL;0746-32-4568