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 例年より寒くて長い冬です。冷えやそれに伴うアレルギー症状が多くそして長く続く人が多いようです。冬に備えるべき秋が短く、厳しい冬、そして肝気上逆の春へ。つまり花粉はそれほど多くなくてもアレルギー症状はひどいということです。黄砂や大気汚染もありますが、もうすでにこういう患者さんが増えてきました。花粉はまだそれほど飛んでないのに・・・ご相談ください
 
 さて余談です。陰陽五行説という言葉をきいたことがあると思います。四柱推命や中医学の基本ですが、その中の五行思想について少し・・・西洋の四大元素説と比較されますが「それぞれの元素は互いに影響しあい天地万物が変化し循環する」という考えは同じと思います。
          五行・・・・・木、  火、  土、  金、  水        
          五臓・・・・・肝、  心、  脾、  肺、  腎
          五腑・・・・・胆、 小腸、  胃、 大腸、 膀胱      
          五季・・・・・春、  夏、 土用、  秋、  冬    など
    
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 相生関係とは、助け合う関係と思ってください。木を摩擦すると火がつき燃えて土になり土が固まって金を生み水をよび木を育てる・・・それが自然の流れで環境が維持される。
 相剋関係とは、監視されたり制約をされる関係と思ってください。木は土から養分を吸い取り、土は水分を吸収し、水は火を消し去り、火は金を溶かし、金は木を傷つけ・・・これも自然界のバランスを維持する関係。
 同じようなことが人体でもおきています(天人合一)。肝(木)が気血を増やし、心(火)の血流量を増やし、脾胃(土)の消化吸収を高め、肺(金)を活発にし、腎(水)機能を安定させ成長、老化防止につながる・・・と良い相生関係が人体の健康を保つ。また、肝(木)と脾(土)は相剋関係で、脾の吸収した飲食物は肝に送られ疏泄作用(全身に気をめぐらす働き)の源となる。また肝の疏泄作用で脾の運化作用は正常にコントロールされています。つまり肝と脾は相互依存で成り立っています。脾の運化作用が弱まると脾は肝の制約に耐えられなくなりさらに弱まる(相乗)。 西洋医学の臓器の表現とは少し違いますので詳しくは言い表せないですが、相剋関係とは黄色信号を送って教えてくれる関係とも言えます。苦手な人は、実はいろんなことを教えてくれる大事な存在であり、それぞれの違う立場から監視しあっているのです。必要のない臓器や存在価値のない人間は本来はいないということだと思います。
 
 中国からやっかいな黄砂や化学物質が飛んできます。環境破壊のすすむ中国社会に(日本もそうですが)この思想の先人として思い出してほしいと感じます。

 2月23日(土) 2月25日(月)は 台湾研修のため 相談者は不在です。初めての相談の方は日を改めてお越しください。


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