世界でコロナウィルスが拡散し続けて犠牲者も増えています。
先日、志村けんさんも犠牲になられました。
何故人によって症状の重篤度が違うのでしょうか。
化学的な証拠がないことを言う事はためらいますが、
それでも色々な分野で専門家が意見を述べなければ、検証や防衛法も見つかりません。
あくまで東洋医学の見地からの自分の意見として書きます。
先ず志村さんは自持病があり薬剤の服用をしながらも活発に仕事や日常を過ごしていらっしゃいました。
つまり陰陽論でいえば薬剤で陽の暴走を抑えながら生きていらっしゃったということです。
この時点で特効薬のない新たなウィルス感染するとかなりの確率で重篤化、命に係わる可能性が高かったということです。
陽が10で陰が1とか2とかだと思います。その陰陽の格差があの速さで命を奪った要因だと考えます。
ウィルスはそういうアンバランスで作り物の力を簡単に奪ってしまうということです。
そういう動物はウィルスの宿主として耐えられないということです。
耐えることができればいずれは抗体を作り感染していても重篤化しません。
人間動物に限らず社会からも陽ばかりの仕事やイベントを奪っていきます。
陽の世界は活発で楽しいです。いつまでも楽しい世界が続けば人間にとって理想的です。
しかし陰陽のバランスをとらなければ自然の力の前にはあっという間に崩壊します。
人為的であれ自然発生であれ人類はこれまでもウィルスと戦い時には利用してきました。
少しの免疫学の知識や歴史を知っていれば簡単に理解できるでしょう。
陽とは表に出ているエネルギーで、容易に見えるし意識できます。ただし短時間で消耗します。
陽とは活動そのもので目に見える結果です。車でいえばエンジン出力スピード、パフォーマンスです。
陰とはそれを支えるソースで、理解認識して利用するのは難しいです。しかも蓄積に時間がかかります。
陰とは栄養や潤い体力免疫力のことで、車でいえばガソリン潤滑油ラジエター冷却液のことです。
生物学や物理学、自然科学、もっと言えば心理学、運動スポーツなどもみな陰陽の均衡で維持されます。
陽の暴走をどうにかするのに新薬やワクチンの開発が待たれます。
が、私たち個人でできるのは如何に陽を支えるだけの陰を身に付けるかです。
食事、睡眠、休息。それらで陰が満たされれば理想です。
昔から庶民は下薬(処置薬)、皇族は上薬(補陰薬)をたくさん使いました。
つまりお金持ちは処置の必要のない体づくりができる余裕があったということです。
現代は志村さんのような裕福な方でも下薬しか手に入らないのでしょうか。
そうではありません。簡単で便利な社会になりすぎて継続して補陰することを忘れているだけです。
感染により肺炎で高熱になる方は、東洋医学でいえば肺腎陰虚(乾いて熱を癒す力のない人)の人が温病を罹って陰虚火旺状態になったということです。
是非、これを機会に世界中の人に陰陽の理解をしていただきたいと思っています。
ウィルスと陰陽論
補生堂漢方薬局 岐山通り店 (山口県周南市)
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更新日: 2020/04/02 |