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最近、異常とも思える事件が後を絶ちません。
新幹線内で刃物を振り回して殺人を犯す。
5才の我が子を、自宅で虐待して殺人を犯す。
交番を襲撃して警官から拳銃を奪い殺人を犯す。

他人の痛みが理解できない。
あるいは人としての後ろめたさが無い。
そうして殺人に手を染める人は、心が小さいんだと思います。
それこそ他人のみならず、自分の事にも考えが及ばないほど小さい。

心が小さければ自ずと気も小さくなり、臆病な気質に陥りがち。
けれど先に述べたような犯罪を犯す人は
心の小ささに反して、気(衝動)が大きい。
それこそ殺人を犯すほどに。

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どのような人生を経て、心を小さくしてしまったのか。
どういう経緯を通じて、気が大きくなってしまったのか。
どれだけ考えても、結果論でしかありませんが、
人道に外れる犯罪を繰り返させない為にも
心との向き合い方、健全な育ち方は、
全員が考えなればならない命題だと思います。

個人的な考えですが、人の心を育てるのは
周囲の人の心、他者と心を通わせる触れ合いだと思います。
それこそ、薬は病気を治すに過ぎませんが
医術は病人を立ち治らせると思うのです。
だから、どれだけ時代が進んでも、
医療現場からは人はいなくならないし
カウンセラーという職が姿を消す事もありません。

弱みを見せると牙を剥いてくるのが梅雨の湿気。
梅雨を過ごすには、湿気に弱みを見せない姿勢・工夫が必要です。

多くの人にとって、梅雨の湿気は風湿の類ですから
漢方では、風湿を追い祛う(=風湿の侵入を阻む)、祛風湿の方剤が有効とされます。
それこそ、梅雨相応の湿気は祓うに限るという訳です。

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けれど中には、梅雨不相応の湿気を抱えてしまう人がいます。
これにはさまざまなタイプがありますが
一つには、祓っても退散できない性質の悪い湿気です。
性質の悪い湿気は、気血の巡りを妨げ、内臓の働きを脅かします。

漢方が主流だった時代と異なり、現代の生活では
季節を軽んじた食習慣、冷たい飲食物の流行を通じて
性質の悪い湿気が少なくありません。(蔓延っています)
それはもはや、湿気に弱みを見せるという段階になく
湿気を自ら招き入れる逆行した行いです。

思わぬ伏兵にやられない為にも
性質の悪い湿気は避けましょう。

数ある漢方薬の中には、梅雨時の漢方薬というのがあります。
その名の通り、梅雨時の症状・不調に用いる漢方薬ですが
共通しているのは、湿気への対処です。

これからの季節、暑さと共に湿気が増していきます。
夏真っ盛りの暑さを帯びた湿気が暑湿とされるのに対して
梅雨時・曇天の湿気は風湿とされます。
これは簡単に言えば、虚をつく湿気の事です。

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梅雨は、暑さや寒さといった刺激は少ない反面
雨や低気圧が降り続き、大気が重くなる時期です。
人によっては、その重みに耐えられず、負けてしまう。
それが即ち、虚をつくという意味です。

実際のところ、梅雨時の湿気よりも、夏真っ盛りの湿気の方が
身体に与える負担は大きくなります。
にもかかわらず、梅雨の湿気に負けてしまうのは
それを跳ね返す働きが①損なわれているか
②弱いかのどちらかです。

言いかえれば、湿気に弱みを見せると
牙を剥いてくるのが、梅雨という訳です。

今朝方の近畿地震。
倒壊物の下敷になって負傷、もしくは亡くなられた人。
通勤途中で交通麻痺、立ち往生を余儀なくされた人。
余震が心配で、心がビクつく人。
そして、地震の対応に追われる多くの人。
お見舞い申し上げます。

強い恐怖感は、それ自体が病を呼び込む気=病気です。
恐怖の直接的な引き金は地震ですが
地震が止むのと恐怖が消えるのは、別のことだと思います。
地震が起こらなくなっても、その恐怖を忘れられず
恐怖感が続く人は少なくありません。

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恐怖を打ち消すには、安心が必要です。
恐怖の感情を陽とすれば、安心の感情は陰に相当する存在です。
けれど実際は、恐怖の対象から離れても(=陽の勢いが治まっても)
それが安心につながる(=陰の勢いが回復する)訳ではありません。

恐怖と安心は、正反対の関係にあるけれど
その実は別物の存在でもあるという事です。


雨が絶えない梅雨時は、屋内に籠もることが多くなります。
身体は内に籠もりがちとなりますが
だからと言って、心まで内に籠もらないように。

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身体が内に籠もりがちな時こそ、心は外に弾けよう。
その点、梅雨時の楽しみをお持ちの方は幸せだと思います。
楽しみは、人心に刺激を与えますから。
喜びや感動といった正の感情を誘うことも効果的です。
また梅雨時は、人の集中力が高まりやすいので
読書を通じて活字に触れたり、
将棋や囲碁のような卓上遊戯(?)を楽しむことも効果的です。
皆で集まって、カラオケなんてのも乙なものかもしれません。

刺激という点では、食卓に漬物や薬味を添えるのも一つの方法です。
日本食特有の刺激は、梅雨のような湿っぽい時期にこそ本領を発揮します。



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