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たくさん汗をかいた後は、食欲が落ちてしまう。
そんな経験ないですか?

暑さが増すと、汗のエネルギー源になる
陽気は盛んになり、よく汗をかくようになります。

けれどその裏では
食欲のエネルギー源ともいうべき
陰気は弱くなり、食欲が落ちるようになります。

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汗をかきつつ励むことを、精を出すと言いますけど
お腹を回すエネルギーまで「精」に取られると
さすがに具合が悪く、きっとその先には
よく汗をかく人ならではの夏バテが待つと思います。

汗をかく人にとって、夏の食欲は体調のバロメーター。
食欲が落ち気味の場合は、汗を控えつつ
薬味を使って食い気(≒陰気)を養うのが良いかと。


冷房でからだを冷やしすぎる
いざ汗をかくときに、からだはどっと疲れます。

からだは、陽気をエネルギー源として汗をかくので
陽気が整っている人の方が、発汗による負担は少ないです。

冷房でからだを冷やしすぎると
あらかじめ練っていた陽気を損い
汗をかく場合は、また一から練り直すことになります。
この「練り直しに費やす体力」は、完全な徒労です。

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暑いために体力が奪われる
と思いがちですが、必ずしもそうではなくて
冷房に慣れすぎたせいで欠けた(?)陽気を
元通りへと練り直すのに、多くの体力が奪われてしまう・・・。
そういうのが、実態な気がします。

暑い季節は、陽気が盛んになる時期。
だからこそ冷房の使用も
陽気を損ね過ぎない範囲 に止めるべきかと。
夜はまだしも、昼間の設定には注意を払いましょう。


汗をかくことで、体の風通しは
良くなる場合もあれば、悪くなる場合もあります。

心地良い風を浴びつつ汗をかくと
からだは涼しく、風通しは良好になります。

けれど、風が吹かない場所で汗をかくと
からだは蒸し、風通しは悪くなります。

さらに、無風の暑苦しい場所で汗をかくと
からだは茹だり、風通しは殊更に悪くなります。

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どういう形・条件で汗をかくか? というのは
思いのほか重要です。
気力・体力の面からしても、人が
一日にかける汗には限度がありますから。

汗をかいても暑いまま。それだと
汗が溢れて止まず、逆に風通しを悪くしてしまいます。

汗をかいたら肌寒くなる。それだと
汗が漏れ出すぎて、風通しが良くなるばかりか
逆に透き間風が吹き込んでしまいます。

同じく汗水垂らすなら、そこはやっぱり
からだにありがたく、有益な方が良いのでないかと・・・。


人生、楽ありゃ苦もあるさ。
往年の国民的時代劇
水戸黄門の主題歌の冒頭。
あと10年もしたら忘れ去られそう。

人生、楽ありゃ苦もあるさ。
トルクが弱い人にとっての午前中は
上り坂のような苦行 かもしれません。

トルクとは回転力のこと。
トルクが大きいと、いち早く動力が伝わり
スムーズに前進できます。

ただ、同じ自転車でも
上り坂を走る時は、ペダルが重くなるように
平坦な道に比べ、上り坂ではトルクポテンシャルが落ち
最悪、エンストです。

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要するに、平坦な道はスイスイ進んだのに
上り坂に入ると、途端に遅くなってしまうという話。
ただし、時間はかかるものの
徐々にスピードは回復していきます。

トルクが弱い人は日々、午前に
このノロノロ感につきあっていますが
昼頃になり、上り坂が終わりを迎えると
途端に調子が戻ってきます。

人のトルクの本質は、陽気だと思いますが
問題は陽気の大小よりも
小回りが利くか? という点にある気がします。


悪天候の時、人のからだは
トラクション が悪くなります。

トラクションはクルマ用語で
エンジンのパワーを地面に伝える能力を指します。
要するに、トラクションが良いと
タイヤが滑らず、スムーズに前進できるという話です。

悪天候というのは、ぬかるんだ道路みたいなもの。
そのせいで前進が妨げられる状態に
人はしばしば、不調や不快感を覚えます。

トラクションを増やすには?
タイヤと設置面の隙間を無くせば良いはずです。
ぬかるんでいると、軟らかく凸凹して
沢山の隙間ができてしまいますから。

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人のからだの場合、道路でなく
大気のぬかるみ(≒気圧の低下)が
トラクションを悪くします。
それを防ぐには先と同じく、大気とからだの
隙間を埋めれば良いはず・・・。

この隙間に水が注ぐと、さらなる不調を招きます。
そうではなくて、人の正気で埋めましょう。

大気に対する正気 の関係。
隙を見せる事は、気を抜くとも言いますから。
隙を埋めるのも、また「気」です。



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