【週刊新潮】
発行される前から是非読んでみたいと思っていた「週刊新潮」
〇「ツムラ」が国民を欺いた 「漢方」の大嘘
〇死者まで出ている「副作用」事典
のタイトルがとても興味をそそられます。
「ツムラ・・・の記事は要するにツムラが主導する医療保険で使用される漢方薬(エキス剤)はだれもが使用できるようにマニュアル化され盛んに使用されるようになったが、漢方本来の ”証”ヲ診て処方を各人にピタリと合わせるオーダーメードの漢方薬を運用している専門家が居なくなってきた、由々しきことである。
ということらしい。
これはこれで間違ってはいない。しかし漢方の理論(沢山ある、傷寒論金匱要略だけではない)を勉強し、処方の歴史的来歴、構成生薬の意味等を知ればエキス剤であろうと”証”に合致した運用が可能となるのである。要は漢方を深く学ぶこと大事なのである。
虚実論ひとつとっても、ツムラ・日本漢方の謂う虚実は非常に杜撰である。ツムラ・日本漢方では、実証=体力がある 虚証=体力がないとしているが、虚実はそんな単純なものではない。
素問・通評虚実論には『邪氣盛則実、精氣奪則虚』とある。身体に不要なモノが余っている状態を実証、健康な体を維持するために必要なモノが不足している状態を虚証、と言っています。ツムラ・日本漢方には虚実中間証という理解不能な証があると言いますが、虚証でも実証でもなければそれは健康じゃないでしょうか?こんな杜撰な理論で漢方をマニュアル化されたのではたまったものではありません。
まだまだ言いたい事がありますが、今日はここまで。