よく眩暈(めまい)=メニエル病と勘違いしている人が多いですが
メニエル病は以下の条件を満たす必要性がある病気です。
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1)長時間の続く眩暈が何度も起こる。
2)耳鳴り・難聴・耳の閉塞感を伴う。
3)検査上、他の疾患に伴う眩暈や難聴・耳鳴などではない事が確認できる。
以上の3つ全ての条件を満たせば、大体メニエル病と診断されるかと思います。
3つの条件の内、3番目の条件を満たしている前提で
1番か2番、どちらかしか症状としてない場合は
「メニエル病の疑い」となることが多いようです。
患者さんの感じる眩暈感は
教科書レベルでは回転性の眩暈と書かれているのですが
他にも、足元がフワフワするような感覚だったり
地面が揺れるような感覚だったり
波間に浮かんでいるような感覚だったりする人も居ます。
そんなメニエル病ですが
漢方や鍼灸への相談が多い疾患の一つです。
東洋医学的には、脾虚湿盛(ひきょしっせい)タイプや気滞(きたい)タイプ
脾虚寒飲(ひきょかんいん)タイプなど
湿邪(しつじゃ)という邪が絡むタイプが多く
日本漢方の先生方が表現する『水毒(すいどく)』というのも、これです。
古い古典の時代から観察されている病気で
対応法もかなりしっかりと洗練されているので
経験上、ちゃんと古典から勉強されている先生であれば
漢方でも鍼灸でも、比較的治しやすい疾患かも知れません。
病院ではなかなか治らなかったり
症状はある程度収まっているけどイマイチという場合は
是非とも、漢方・鍼灸を試してみてください♪