腎臓の主な病気は、急性腎炎・慢性腎炎・ネフローゼ症候群・腎盂炎・腎盂腎炎・腎硬化症などなど、挙げれば、きりがないので、今回は、急性腎炎・慢性腎炎・ネフローゼについての症状を説明したいと思います。
(1)急性腎炎
数日前から風邪気味で、咽喉を痛めていたが、熱が下がったようであるのに、朝起きた時に、顔が腫れぼったい。頭が重い。少し歩いてみると動悸があり、腰がだるい。
このような時に尿の検査をすると蛋白陽性で、更に重症のものでは、尿の色が褐色(血尿)がかってくることもあります。初期には、血圧が少し上がる時期もあります。
(2)慢性腎炎
急性腎炎は普通、数ヶ月~数年中に次第に病状がとれて、良くなるのですが、何時までも尿に蛋白があったり、浮腫や高血圧、心臓病の病状があって治癒が難しくなる形のものです。
(3)ネフローゼ
小児に多いようです。はじめ、身体がだるくて顔が浮いたような感じがあり、尿量が急に減少すると共に、全身に浮腫がおこり、1~2ヶ月のうちに浮腫は最高になります。
手足もお腹も、パンク寸前というほどに、腫れてきます。
浮腫の強いことが、特徴で、蛋白尿は、浮腫が消失した後も、しばらく続きます。
特に腎臓病というものは、薬治療というよりも、養生治療が、重要です。安静・保温・食事療法などです。漢方療法も有効です。色々症状に合うものを、適切に服用することをお薦めします。
肝臓・腎臓 <4> 腎臓編
神戸ファーマシー (神戸市中央区)
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更新日: 2010/10/10 |