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 漢方は遠く2000年以上前から中国において様々な病に使われてきた古くからある医薬医療です。これに対しヨーロッパを起原とする西洋医学は現代の主流医学ですが、科学をそのベースとしている現代西洋医学は分析的に、より微細なものに真理を求めてきました。その結果細菌やヴィールス、ホルモンなどの体内の生理活性物質、遺伝子などを発見し、抗生物質の発明などで優れた効果を発揮しました。しかし、様々なシステムが協調統合して複合システムを作り生命活動をしている人体では、この複雑なシステムの異常による生活習慣病や様々なアレルギー疾患、慢性病などの治療においては、分析的により微細なものに原因を求めるだけでは解決できないことが分かってきました。人間という複合システムの異常に対して、分析的に抽出し、また創薬した単一成分で治療する現代西洋医学に対して、この地球という自然界に適合して生存している植物や動物などの丸ごとの生命力を利用して、その複合成分そのままを用いて治療に当たる漢方的な人体や病気の見方、考え方が、さらに「未病」というまだ発病する前に体に現れた前兆をとらえて発病を未然に防ぐことや、健康のための四季の養生法、病気の時に治療をバックアップする意味での食養生などの数千年にわたる知恵も兼ね備えている漢方が今見直されているのです。漢方は非科学的なのではなく、まだ現代科学では解明できない未科学な部分を多く内包しています。自然と調和し、人間の持っている生命力を高めることによって病と対峙してきた漢方は、今、最先端の医薬、医療ということが出来ます。

 立秋を過ぎたとはいっても、まだ暑い日が続いています。涼しい秋風を待ちこがれるこの頃です。先日早朝、古代蓮の里に行ってきました。蓮の花が開く時に音がするといわれますが、聞いたことがありません。
蓮はさまざまな部分が漢方薬として使われています。葉は荷葉(かよう)、根の節は藕節(ぐうせつ)、花托は蓮房(れんぼう)、種子は蓮肉(れんにく)、種子の緑色の胚芽は蓮子心(れんししん)、雄しべを乾燥したものは蓮鬚(れんしゅ)と呼ばれ清熱、止血、止瀉などの効能があります。特に荷葉は日射病、熱中症、夏季の下痢、種々の出血、ダイエット茶として使われています
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メルヘンチックに撮ってみました


日本の夏は高温多湿、 熱中症はこの高温多湿の環境で発生しますが、これは湿度が高いと皮膚はジトジト、ベトベトして体温を下げるための発汗がうまく行なえなくなるためで、また体内にも水分が停滞するため、ますます熱は発散しにくくなり、ますます体に熱がこもるようになります。この湿気は消化器の働きも悪くします。夏に食欲が落ち、体が怠くなるのはこの湿気が原因ですが、さらに冷たい飲食物でお腹を冷やすと、元気の源泉である胃腸の元気が弱り、体表の汗腺の働きが悪くなり、体温を下げるための発汗ができず、汗が漏れるようになります。水をいくら飲んでもすぐに汗となってしまい体を潤すことが出来ないため、咽の渇きは取れず、発汗過多となり体液や塩分の喪失が進めば、めまい、吐き気、筋肉のけいれん、意識障害など熱中症の症状が発生することになります。
 この口渇、飲水、発汗の悪循環を断つには、尿として体の熱や湿気を排泄する必要があります。排尿すれば体に停滞している熱や水湿は尿とともに体外に排泄されます。しかし体に必要な塩分や水分は再吸収され血液中にとりこまれて血液を潤し冷やすことができ、発汗のようにすべてを失うことはありません。スイカ、メロン、きゅうり、トマト、なす、とうがん、緑豆、トウモロコシ等の夏野菜には利尿作用があり、尿から熱を排泄し体の熱を冷まし咽の渇きを止める働きが知られています。上手に利用しましょう。水分や塩分の補給には麦茶や熱い緑茶に梅干しか塩を少し入れ飲むと同様の作用があります。漢方薬の五苓散は体にこもった熱や水湿を尿として排泄し口渇を取る作用にすぐれています。また汗かきの人は発汗過多を防ぎ乾きを潤す生脈散を早朝に服用すると良いでしょう。特に夏の健康にとって大切なことは、汗をかくことを厭わずに夏の陽気をしっかり受け入れ、体を動かして代謝を活発にし老廃物を排除することです。冷たい飲食物ばかりを沢山とってお腹を冷やし、外からは冷房で皮膚を冷やすことは様々なところにダメージをもたらします。朝ごはんとみそ汁をしっかり食べ、お腹をあたため丈夫にすることが食中毒、下痢、熱中症、夏バテ、夏カゼなどの予防になります。

博方堂クメカワ薬局では、漢方相談を承っております。

現在の症状や、体質についてお伺いし、どこで、なにが、どうなっているのか、
原因は何なのかを漢方薬的に考え、ご説明し、お薬を選びます。
また日常生活や食事の注意点などもご指導いたします。

初めての方はだいたい 30分~60分、お時間をいただいています。

ご予約なしで ご相談いただけます。営業時間内に、直接、ご来店下さい。

じっくり相談されたい場合は、ご相談の予約も承っております。
ご都合のよい時間帯を、お電話にてお知らせください。

また、この度、ホームページからの予約受付もスタートいたしました。
 >> インターネットで相談予約 リンク    (希望日の3営業日前までにお申し込み下さい)

お悩みの方、一度ご来店いただき、辛い症状をお話しください。
お問い合わせ・ご相談は、博方堂クメカワ薬局  電話: 03-3893-1461 まで  
〒116-0011 東京都荒川区西尾久6-4-15 (都電荒川線 小台駅より 徒歩3分)

                  
 花粉症は季節性アレルギー疾患のひとつで、花粉の飛ぶシーズンになるとアレルギー反応を引き起こし、特有のアレルギー症状を発症します。このアレルギー反応は過敏性反応とも言われ、通常多くの人にとっては無害である抗原(花粉など)に対して過剰に反応してアレルギー反応をおこします。このアレルギー反応により周囲に炎症をおこし鼻、口、のど、目などの痒みや、連続性のくしゃみ、鼻水、鼻づまり、涙目、目の充血などの症状が発生します。
現在はこの抗原である花粉を避ける、防ぐ、薬でアレルギー反応を抑えるなどが一般的に行なわれています。
 花粉症は大気汚染や飛散するスギ花粉量の増大といった外的要因があることは確かですが、漢方では、この過敏性反応の根本には鼻や目、のどなどの粘膜の弱りがあることを重視しています。皮膚が弱いとかぶれやすく、赤くなったり、カユミ、炎症を起こしやすくなるのと似ています。この粘膜の働きは気血によって維持されていますが、ストレス、運動不足、過労、睡眠不足、飲食不節などは気血を消耗し気血不足をまねきます。とくに気の一種である「衛気」には体表部をくまなくめぐり、皮膚や粘膜を温め潤して外邪(細菌、ウイルス、花粉など)の侵入から体を防衛、保護する働きがあります。花粉症を予防するには外因を避けるだけでなく、弱っている「衛気」のパワー強化が重要になります。それには先ずバランスのとれた食事、特にご飯、もち米、大和いも、じねんじょ、里芋、さつまいも、そら豆、納豆など穀類、いも類、豆類などが胃腸の消化吸収機能を高めて不足した気を補ってくれます。
「労即傷気」といいます。過労は気を消耗し気の働きを弱めます。仕事と休息のバランスをとり睡眠を十分にとることは健康を維持する上にも大切です。また自然の中でウォーキングや運動をすることによってパワーのある大気を取り入れることは肺の機能を高め「衛気」を増やすことになるのでお進めです。さらに状態によっては避ける、抑えるでなく、丈夫にすることにより予防、改善しようとする漢方の力を借りることをお進めします。


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