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女性 40代
<主訴>子宮筋腫を繰り返す

<経過>
2006年 筋層内筋腫で10cmくらいあり、手術前にホルモン療法
      半年後 開腹手術(核摘出手術) 術後定期検査
2010年 再発
2013年 粘膜下筋腫のため 子宮鏡下手術(1cm強数個あり)
2017年  現在 粘膜下筋腫の子宮鏡下手術を勧められる(1.5cm・ポリープもあり)
       漿膜下筋腫もあり、2個で4cmくらい(経過観察)
       上行結腸憩室炎(5日入院4.30入院で5.8退院)

<生理環境>
生理が暗紫色 生理量は気にならないが期間が長くなってきている鉄分サプリ服用 生理前は、目じりがズキンズキンする頭痛(鎮痛剤服用)・ 腰痛(軽い) 浮腫(下肢) 胸張(生理前) イライラ 過食黄色帯下で粘稠 (時に腥臭) 排卵痛あり
     
<愁訴>
四肢が重だるい 疲れやすい 寒気がしやすい 寝付きがわるい 鼻水痰が 出る咽喉~胃のつかえ 喉がはれやすい 眼精疲労 頭が重い 低血圧で立ちくらみ 胸ぐるしい多食傾向 シクシク腹痛 便秘がち肩こり 手足の 痺れ 足腰がだるい 寒がりで足腰が冷える 不安になりやすい 皮下出血皮膚乾燥 身体が痒くなる 吹き出物がでやすい(目の周り)

<原穴>陰陵泉 三陰交 豊隆軽度 太衝

<脈>左右 沈軟細

<腹>心下痞鞕 中脘 軽度の胸脇苦満 左肓兪動悸抵抗 陰交抵抗 右少腹抵抗

<舌>

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<弁舌>
舌略脹淡紫軽度歯痕(血虚血瘀に水毒象) 前黯瘀点多数(血瘀久滞)  茸状乳頭暗紅(寒凝血瘀) 苔粒と棒状混合(痰滞~濁滞)略粘苔(痰火傾向)

<弁病>
弁舌より血虚血瘀 痰滞~痰濁(食積)が中心、舌瘀点多数で食積と腸絡梗塞からの上行結腸の憩室炎を誘発しやすい環境あり。足胃経の豊隆穴周囲の凹凸があり、湿痰が胃経に陥入もその証左(乳製品が多い)、腹部では心下痞硬で中焦湿痰による昇降気機阻滞で咽喉~胸のつかえを訴える、下肢脾経の合水穴の陰陵泉抵抗及び湿痰が脾経から三陰経が交わる三陰交穴の圧痛で肝腎に内陥して、さらに奇経の腹部神闕横の肓兪の強い動悸。神闕下の陰交圧痛で衝任脈の経通不利あり。茸状乳頭暗紅で痰瘀互結しやすい環境があり、繰り返す筋腫と憩室と併せて、胃経上に痰火瘀熱から面に痤瘡を生じたり、出血斑を生じたり、黄色帯下の腥臭があるときがあるなどの症状あり

<弁病>痰湿阻滞 肝鬱血瘀  

<治法>理気化痰兼軟堅 活血通絡

本格的に寒くなり、風邪やインフルエンザが大流行とニュースでも取り上げられていますね。
こういう時、西洋医学に頼るだけではなく東洋医学を使ってみませんか?

現代医学における風邪の原因はウイルスへの感染ですが、東洋医学における「風邪」の原因は『環境』と『人』。東洋医学では、風邪を引く原因を病原菌やウイルスにではなく、人をとり巻く外的環境や、風邪を引く人そのものと考えていました。

今回は、特に前者である外的環境にスポットを当てて、東洋医学の考える風邪の原因について、分かり易くお伝えしたいと思います。
「六淫(リクイン)」と呼びます。六淫は『風などの自然現象、湿気や乾燥、寒冷刺激などの温度変化』のことを指します。

“かぜを引く”の「かぜ」を漢字で書いたら「風邪」ですよね?

『風邪(かぜ)』の語源は『風邪(ふうじゃ)』

「風邪を引く」の「風邪」とは「カゼのジャ」であり、つまり「ふうじゃ(風邪)」なのです。体調を悪くする環境や外的刺激の中でも、特に自然界に吹く風が体に与える悪影響を指して言う言葉だったのです。

『風(ふう)』は、体表の熱を奪い皮膚や粘膜を乾燥させる

「風」で「風邪を引く」と聞いても、すぐにはピンとこないと思います。しかし、想像してください。体に風が当たり続けると、徐々に体表の熱を奪い、皮膚や粘膜が乾燥する。皮膚や粘膜が乾燥したら次に何が起こるか。体内にウイルスや細菌が侵入しやすくなりますよね。免疫力が下がってしまい、容易に細菌やウイルスの侵入を許すようになってしまいます。

その他にも、六淫の中の「寒」が、特に皮膚や粘膜が冷やし血行を悪くします。その結果、免疫力が下がってしまいます。

そう考えると、春先の風が強く吹く頃、秋から冬にかけて空気が乾燥する頃、真冬の冷えが厳しい頃に風邪を引く人が多いのもうなずけると思います。

まず人が風邪を引いたり体調を崩したりする外的な要因を、東洋医学では「邪(ジャ)」と呼びます。そして、邪には六種類あり、「風・火・暑・湿・燥・寒」となり、これらをまとめて
東洋医学が考える「風邪」の原因のひとつ。それが季節それぞれの気候、または、風や乾燥、気温の変化などの外的要因だという事です。

次回は風邪をもう少し詳しく分類し、漢方薬をご紹介したいと思います。

35歳 女性
長年の月経不順から、1年ほど根気よく漢方治療をしていただきこの度第一子を授かることができました。
「子どもが欲しい」という思いより、自身の体調を健康的な状態にしたいという思いから婦人科へ通院していました。
そのため、ホルモン剤などの所謂「不妊治療」ではなく、漢方で時間をかけて自分の身体と向き合い治療していく方針を進めていくため、婦人科の担当医より命門堂をご紹介いただきました。
前田先生にはいつもたっぷり時間をかけて、ご説明をしていただいたので、納得の上で治療をすすめていくことができました。
そして、自分自身で心身の調子が整っている感じがし、婦人科の担当医と前田先生の双方より「そろそろ子どもを授かるかもしれない」とおっしゃっていただいたタイミングで第一子を授かることができました。
無事、この先出産そして育児も続けていければと思っています。
本当にありがとうございました。

 80歳 男性
•<主訴>糖尿病性網膜症(目がかすむ)
•    1年以内に透析になる可能性を示唆されている
•    糖尿は40歳より 現在インシュリン 12単位×14単位
•  ヘモグロビンA1C 7.9 クレアチニン2.65 
•尿素窒素33.9 蛋白尿1+~2+•
空腹時100  夜間尿2回 便秘と下痢

       現在服用薬
•ニューロタン ノルバスク プレタール ベイスン エビプロスタ
•ハルナール ラシックス ビオフエルミン ソールドール

来局時のデーター一部
        2010.4月.27日  5月.25日
•クレアチニン   2.73      2.65
• 尿素窒素    36.2      33.9

<面>T字鬱血 手のひらが赤い。
•<舌>淡紅 裂紋やや乾 舌中~根 苔腐膩
•<脈>左細弦帯数  右滑やや弦数
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左細弦帯数を どう考えるか。
••50歳以上は多くは弦脉をみることが多い。これは気血の自然衰減から、 血脈の濡養の弱りから脈がやや硬く張ってくる生理現象は良くみられる。
••一方、虚労、盗汗、労倦、失精は多くは細弦帯数 がみられる。
•• 弦緊は瘀血・疝瘕を、弦細で経脈拘急で血気の収斂伸張ができず鼓搏して壅迫→脈来頚急で兼滑 をみる。
•患者は左細弦で手のひらが赤く、腎絡が濁瘀阻滞して拘急し濁が降りず、清の蛋白が降りている状況。
       網膜も血中濁で 絡通抵抗が強くなっていると想像する。

弁証 水虧木旺 気陰両虚 絡脈瘀濁  で  益気化濁 化瘀通絡で漢方対応。3ヶ月漢方服用
    
  3ヵ月後の現在       血糖降下が強いので•インシュリン 10単位×2になる
クレアチニン2.80→2.36→1.91→1.81
•A1C  7.9→6.6
•尿素窒素 32.5→26.4
           透析のリスクが回避されてきている

   命門堂漢方薬局のホームページ   https://www.meimondo.co.jp/リンク  

<糖尿病性腎症診療のガイドライン>
 糖尿病性腎症の診断
 ・糖尿病の罹病歴が5年以上である。
 ・網膜症や神経症などの糖尿病の合併症が存在する。
 ・持続性もしくは間歇性蛋白尿を認める。
 ・高度の血尿を認めない。
 ・他の腎疾患が除外される(場合により腎生検を考慮)。

76歳 男  〔インスリン療法導入前〕
<主訴>15年前より糖尿病を発症。
現在インシュリンを勧められる状況になり、紹介者を通じて来局。 
    5年前 狭心症でステント手術
    3年前 同様手術 頚部動脈の狭窄があり 
<愁訴>
腹満あり 夜間尿が多い 高血圧 明け方に目が覚めやすい 疲れやすい
<現在服用薬>
糖尿  クレステロール ベイスンOD0.3 スターシス 
泌尿器科 フリバス ベシケア
循環器科 アーチスト ワーフアリン バイアスピリン サンノリズ 
カルブロック
今年の7月21日の検査 
GPT  61 ↑ クレアチニン1.28↑ A1C7.6  血糖値空腹時166
トロンボテスト22.7(70~130)プロトロンビンテスト38.1(80~125)

<舌>淡紫で一分瘀斑 裂紋で面粗 舌裏黯紅 血包多数 
<腹>左大巨 天枢 伏熱
<脈>左右 浮渋弦大 ゆったり  按 渋短 深呼吸直後 不整

脈浮渋弦大、ゆったり、按じると渋短の脈をどうとらえるか<傷寒論・太陽病脈証并治>「太陽病、脈浮、誤下而変者為結胸」
   汗と血は同源、心の液は汗で、発汗で皮毛から濁液を出すべきところ、
   誤って下して 濁液が心の膜に沈滞して結胸を起すと同時に脈が
   遅脈に転じることから、 濁瘀が心竅に溜まりやすい状況を示唆。
<傷寒論・同上178条>
「脈按之来緩、時一止復来者、名曰。~脈来動而中止、不能自還、因而復動者、名曰代、陰也、得此脈者必難治。」
患者の深呼吸後の脈が不整の脈が短時間生じるは横隔膜の動きによって起こるは、傷寒論の「客気動膈」に準じるものであると思われる。
<金匱要略・血痺虚労脈3条>
  「夫男子平人脈大為勞、極虚亦為勞」
糖尿による精血が奪われ、内守できないため気が外張しやすい(患者の夜間尿や、明け方に目が覚めやすいのがその証左)

過去の狭心症のステント施術を実施していることからも、血管内腔に硬化巣の突出による “狭窄”部位があるようにステント後も渋弦でやや遅は癥瘕や勞傷による状況である。糖尿病の腎臓肥大や腎小球、小管間質、血管、腎小体基底膜の沈着(汚濁)による細絡抵抗が強くなってきていると認識される。
肝腎陰虚の血瘀重度の糖尿で血栓ができやすい状況にあり。
浮弦渋大で 絡塞抵抗が強くなって 按で渋短で窮屈な窒息的な脈で
肝腎を補足しながら、化瘀通絡するを考える。
 
漢方薬 煎薬と 錠剤服用
3ヵ月後
ヘモグロビンA1Cは 7.8→6.5→6.1 まで下がる
クレアチニンは1.28 →1.02で 正常になる
GPT61→40 で正常
空腹時血糖 180→130 でインシュリン併用のリスク回避にいたる。


命門堂漢方薬局のホームページ http://www.meimondo.co.jp/リンク


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