ビールと串かつはサラリーマンにとって大阪名物と言えば「ソースは一回漬け」がマナーであるが、キャベツをかじりながら、
使い続けの油がこってり染み込んだ串かつにビールとは定番だが、漢方的には湿熱~痰熱を生み出し
舌をみると分厚い 苔がべったり生えている人を多く診る。多くが痰湿が多いため血液検査では中性脂肪やコレステロールでひっかかり、脂肪肝や痛風併発が多いパターンだ。
患者さんには、油の付いたお皿を冷たい水で洗ってみたらどうなる?白くネトネトしてへばりつくだろ。これがあなたの体内の体液状況だ、熱が発散できない油は水と違って熱がこもり易い。
脂ぎったオッサン化していると、熱が発散できないから、穴という穴は熱がこもる
鼻閉、目やに充血、耳痒、口臭、肛門瘙痒、尿管結石、水虫すべてはそこからだと、30代の男性に言うと、目から鱗が出るような顔になり、さらに追い討ちをかけて、オジン臭で女性にはもてないまでいうと決定的になる。「わかりました、気をつけます」と
ビールなら常温。外食で串かつを食べるなら、一回きりぐらいでと元来は禁忌だが、お付き合いも必要と配慮。m(__)m
男性 43歳
《主訴》慢性鼻炎 肛門掻痒感
十二指腸潰瘍を繰り返す
夕方頃より痰が多い
【望面】黄色で汚濁(湿鬱) 口唇黯(瘀血)
【望舌】老暗紫紅 有裂紋 双黄垢膩苔 →→湿濁不化で一部湿熱 痰濁による営血の流行阻滞
【脈】右浮緩(滑)→風湿及び風痰 軽位は渋→湿滞難渋
左 浮細渋やや弦→浮渋で傷営 弦細で拘急 浮弦で支飲
【腹】右胸肋下満 心下痞硬 胸中有熱 左少腹満痛
→水飲不化による痰飲発生で三焦阻滞から相火鬱熱となり、特に膈膜上下で痰飲と相火が挟んで痰熱となっているようで、
膈膜上→胸中有熱→肺飲不宣→鼻閉
膈膜下→腸間膜→肛門掻痒(大腸) で肺→大腸間の経絡中の湿滞包火一部痰熱となっている。
化痰清熱 辛開苦降で瀉心湯を基本で対応。
命門堂漢方薬局のホームページのURL http://www.meimondo.co.jp/
ビールと串かつと鼻炎と十二指腸潰瘍
命門堂漢方薬局 大阪店 (大阪市都島区)
ツイート |
更新日: 2018/06/08 |