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2年前より足のムズムズを感じるようになり、最近では全身で感じることもあるといいます。
手足の冷え、こわばりもあり、イライラ感も強いといいます。また、歯ぎしりもあります。
  自家製漢方煎じ薬。飲み始めて1か月後、手足のこわばりが取れ、ムズムズ感もいくらか良いといいます。
さらに1か月後、ムズムズ感が減ってきているといいます。
その後も漢方薬を継続し、1年がたった頃にはムズムズ感を感じることは無くなったといいます。

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さて、漢方の歴史シリーズも終盤を迎えてきました。
紆余曲折があっても生き残ってきた漢方は、幕末を迎えて西洋の文化が流入するとともに、衰退の一途を辿ることになります。

それが顕著に現れているのが、明治9年に実施された医術開業試験です。新しく医師として活躍するためには通らざるを得ない試験なのですが、この試験科目に漢方は含まれていませんでした。危機感を抱いた漢方を専門とする医師たちは抵抗を試みますが、徒労に終わってしまいます。

そのため、漢方はほぼ全滅状態となり、その姿をみることはほとんどなくなってしまうのです。

では、今の日本の医療において漢方が保険適応になっていることからもわかるように、どうして一定の地位を築けたのでしょうか。

それは、これから紹介する人物の活躍があったからに他なりません。


一人目に紹介するのは、和田啓十郎です。

医師として西洋医学を生んだ彼は、吉益東洞の「医事惑問」に深く感銘を受け、漢方の研究を始めます。そして、彼は西洋医学では補いきれない部分を漢方がカバーできること、また、現在の漢方が排されている医療界を憂えて「医界之鉄椎」を執筆することになります。

20年に渡る研究成果が集約されているその著作は、出版社がみつからなかったため自費出版となりましたが、増刷されるなど大きな反響を呼びました。

彼の書物によって、漢方は再び日の目をみることになります。

和田啓十郎の想いを受け取ったのが湯本求眞です。

彼は西洋医学の医師として活躍していましたが、あるとき、長女が疫痢を患ってしまいます。これを機に、西洋医学への疑問を抱くようになった彼は、和田啓十郎の著書と運命的な出会いを果たします。

それから漢方に傾倒した湯本求眞は、和田啓十郎と同じく自費出版で「皇漢医学」を執筆します。その後も2巻、3巻と出版していくにつれ、徐々に今日の漢方が形作られ、人々の関心も寄せられていきました。

彼は、一度は姿を消した漢方を組織付けただけではなく、復活させるという偉業を成し遂げました。まさに、彼がいなければ漢方がここまで私たちに貢献してくれることはなかったかもしれません。

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34歳のころより不妊治療をしているようですが、一度も妊娠したことがないといいます。
体外受精も、初めのころは採卵して毎回受精もできていたようですが、最近では空胞やすぐに分裂が止まることもでてきたといいます。体質は、目の下のクマ、舌の裏の静脈のうっ血、足の冷え、肩こりなどがあります。基礎体温表の高温期が、36.6度前後が多いです。
  自家製漢方煎じ薬を調合。飲み始めて3か月がたった頃より目の下のクマ、舌の裏の静脈らが改善しました。ただ基礎体温の温度は変わらずでした。
その後、薬方を変えました。すると次第に高温期が上昇。
36.8度前後まで上がりました。体温が上がってから3か月がたった頃採卵し、受精に成功。
その後胚盤胞まで育ち移植。漢方薬を當帰芍薬散料に変えました。
受精卵は無事に着床し成長。漢方薬はそのまま継続し、無事にご出産されました。

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みなさんはきちんと朝食をとっていますか?
朝食は一日の活動のエネルギー源になるたいせつなもの。あたたかい体をつくるためにも、欠かせない要素です。

朝食をとると体があたたまってくる
 なかなか赤ちゃんができないとご相談にくるかたたちにお話を伺うと、「いつも朝食は食べません。」「朝はコーヒーだけ」「バナナ1本が朝食です」など、しっかりと朝食をとっていないケースが少なくありません。そういうかたがたには「午前中は体がだるい」「朝、起きられない。すっきりと目覚められない」「体温が低いのが気になる」「体が疲れやすい」など、共通した症状があるのです。
 人間は昔から、日の出とともに目覚めて活動を始め、日が沈むと床につき体を休める、という生活リズムで暮らしていました。体温や血圧もこうした生活リズムに連動して、日中活動するにつれてやや上昇し、眠りにつくと下がるというのが一般的です。ですから、私たちの体は朝起きたばかりのとき、まだあたたまっていません。そこで大事になってくるのが、朝食です。朝食をとると、まだ眠っていた胃・小腸・大腸が目を覚まして活動を始め、体があたたまってきます。脳にもエネルギーがしっかり届けられ、その働きが活発になります。特に大腸の中には腸内細菌がたくさんいて、食物が入ってくると活発に働くのでおなかが内側からあたたかくなってきます。その大腸の上にあるのが″子宮″なのです。

10分早起きして体操→朝食が理想です
 わたしたちは「妊娠するうえで、まずたいせつなのは体をあたためること、体温を高くすること、おなか=子宮をあたためること」と考えています。鳥が卵をかえすときに卵をあたためるように、人間が赤ちゃんを育てるためにもあたたかさ、つまり、ある程度の体温が必要。もし前夜に排卵し、受精に成功したとしても、午前中に子宮があたたまっていなかったら、受精卵が着床できていないということだってあるかもしれません。最近は低体温の人がふえているといわれていますが、妊娠しやすい環境を考えると、朝起き抜け、まだ活動を始める前の体温は36度2~3分は欲しいと思います。
 朝、起き抜けの体温が低い人でも、朝食をしっかり食べればすぐに体はあたたまります。たとえば、シンプルですが、ごはんとみそ汁の組み合わせは理想的。みそは体をあたためる作用があり、みそに含まれる酵母菌は腸を活性化させます。洋食派ならハンバーグにジュースや果物、ヨーグルトではなく、根菜など体をあたためる具を入れたスープを合わせるなどして、しっかりおなかをあたためましょう。朝食をしっかりとって体をあたためれば脳も体もしっかり目覚めるので「午前中だるい」ということもなく、家事や仕事も効率よくこなせるでしょう。
「朝は食欲がない」という人は、いつもより10分早起きをしてラジオ体操をするなど、軽く体を動かしてみてください。前夜、ウォーキングなどの軽い運動をするのもいいでしょう。夕食を食べすぎたり、遅い時間に夕食をとると寝ている間に内臓が休息できないため、翌朝の食欲に影響します。朝食をきちんととるためにも、就寝3時間ぐらいは何も食べないようにするのもよいと思います。

元々月経不順でホルモン治療をしていたようですが、ホルモン治療を止めてから、まったく月経が来なくなったといいます。これまでにも、漢方薬(当帰芍薬散、温経湯)を服用してきたといいます。
体質は、舌ビラが白く苔があり、肩こり、イライラ、足の冷えがあります。軽い胃炎もあります。
  自家製漢方煎じ薬を調合。飲み始めて3か月が経っても効果が出ません。
そこで漢方薬を変えました。1か月後、ずっと出ていなかったおりものがでてきたといいます。
さらに1ヵ月後、3年ぶりに月経が来たといいます。そのまま漢方薬を服用。

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次の周期も月経があり、その後も28~30日周期で月経が来るようになりました。


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