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これまでに3度自然妊娠されたようですが、3回とも8週~10週のうちに心拍が停止したといいます。体質は、身長158㎝体重69㎏とやや太めで、顔色は赤黒く、足の冷え、肩こり、便秘、頭痛があります。婦人科で、子宮にいくつかのポリープが見つかり、除去したといいます。チョコレートやケーキなどの甘いものを好みます。
 漢方薬の桃核承気湯を調合しました。飲み始めていくと、便秘、肩こり、足の冷えなどが徐々に改善していきました。漢方薬を飲み始めて半年後、自然妊娠されました。漢方薬を桂枝茯苓丸加大黄に変え、芎帰膠艾湯と併用してもらいました。10週が過ぎても赤ちゃんは元気に育ち、そのまま出産まで漢方薬を服用し、元気な赤ちゃんが産まれました。

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古代中国における食医の役割とは?


生きるということは食べることであり、食なくして生きていくことはできません。
そんな当たり前のことを最近は、忘れがちになっていることはありませんか?

時には暴飲暴食をし、そして体型を気にして過度なダイエットに励む。
そのような食生活をしていては、健康的な体は遠のいていき代わりに病の足音が忍び寄ってくることでしょう。


と、少し脅しをかけてしまいましたが、私たちが食べているものが体を作っていることは事実です。
つまり、健康な体になれるかどうかは、食生活の内容によって大きく左右されるのです。


かつての中国で、このような考え方をまさに言い当てているような職が存在していました。
それは、食医という人たちです。

古代の中国、周の時代まで遡りますが、かつて“食医”と呼ばれる人たちがいました。
彼らは、皇帝の食事を作ったり管理することで、疾病を治したり、健康を維持させることに大きく貢献した人々です。

この時代の制度や習慣を載せた「周礼」という書物にその言葉が出てくるのですが、食医のほか薬を用いて内科的治療を施す疾医、メスを使って外科的治療を行う傷医、そして動物を扱う獣医の存在についても言及しています。
この中で最も地位が高かったとされるのが食医でした。

当時から、食に対する考え方がいかに重要視されていたかがわかりますね。


またもうひとつ、食にまつわるエピソードがあります。
清朝最後の皇帝である宣統帝が、わずか3歳で即位した当時を振り返った書物には「幼少時の空腹が辛く厳しいものであった」との記載があります。
それは決して物が不足していたわけではなく、食生活が厳しく管理されていたということを裏付けているのです。


確かになるほど、そう言われてみると漢方で用いられる生薬には、普段の食事で口にしているものも少なくありません。

例えば、生姜やシナモンなどはそれの代表ですし、その他にも実に様々なものが使われています。
漢方薬だから、料理だからと使い分けるのではなく、明確な線引きをせずに素材の特性を大事にしている漢方には非常に奥深い世界が広がっています。

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江戸時代に入ると鎖国が始まり、大陸との交流や貿易には制限がかかります。
医学も例に漏れず限定的な情報しか得られなかったため、日本独自の考え方や治療法が発展していくことになりました。

漢方からは横道に逸れてしまいますが、日本の医学史にとって非常に重要な部分になりますので、少しだけ触れていこうと思います。

〜優れた産科の技術〜

江戸時代に活躍した医師のひとり、賀川玄悦は産科の医師であり、賀川流産科の祖とも呼ばれていました。その所以は、産科に手術を取りいれたり、鉗子分娩などの助産術を独自に考案するなど、多くの難産を救った点にあります。

彼が、産科医としての長年の臨床経験を元に著した「産論」は、後に日本へ訪れたオランダのシーボルトによってヨーロッパへ紹介されたほど高い評価を得ている書物です。

もうひとつ、賀川玄悦は正常胎位の発見という大きな業績を残しています。
それまで出産時には、胎児が回転することで頭が下へ向き、分娩に至るという考え方がなされていました。彼はそのような固定概念にとらわれず、自らの目で観察、考察して導いたことは賞賛に値します。


〜世界で初めての全身麻酔〜

華岡青洲は、世界で初めて全身麻酔による乳がん摘出を行った外科医です。
実に、欧米でクロロホルムを用いた全身麻酔がなされる40年も前の話になるのですが。

以前、京都で外科医として診療に当たっていた華岡青洲は、中国で麻酔薬を使った手術が行われていたという話を耳にします。それを聞いた彼は、自分も麻酔薬を使って多くの命を救いたいという強い気持ちを抱き、実現するために邁進していきます。

詳しい研究内容については残されていませんが、試作した麻酔薬は患者に使用する前に、彼の母親と妻の身体を使って効果を確認していたとされています。こうして完成した麻酔薬は多くの患者を救い、彼の名は日本だけではなく世界の医学史にその名を馳せます。

しかし、これだけ大きな業績を残しながら、彼の著書はひとつも残されていません。なぜなら、患者と真摯に向き合い、個人の状態や症状に合わせて対処することの必要性を説いており、そのためには自身の知識と技術を磨いて向上させていく他ないと考えていたからです。

彼は、医学を学ぶのに近道はない、そう言いたかったのかもしれません。

漢方薬の元となる生薬には、植物や動物、鉱物由来など実に様々なものが使われていますが、その大半は植物です。その原料となる植物の栽培は日本国内でも行ってはいるのですが、依然として供給量が少なく、原料の9割近くを中国からの輸入に頼っているのが現状です。

しかし近年、中国からの原料輸入にも陰りが見えてきました。
これまでの乱獲が原因となり、不毛の土地が増えたとして中国政府が輸出量を制限し始めたからです。
さらに追い討ちをかけるように価格も高騰しつつあり、ますます生薬が手に入りにくくなっているのです。

生薬の供給が減少する一方、漢方薬の需要は年々伸びを見せています。それは日本国内だけに留まらず欧米にも広がっており、まさに狭い牌を分けている状態なのです。


この状況を打破するために、数年前から国内での栽培が活発化しています。


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 国内の大手製薬メーカーでは、生薬栽培農家との提携を増やすなどして原料を確保しようと躍起になっています。また、大手のみならず漢方を取り扱う薬局でも自前の薬草園で栽培するケースも増えてきています。

当むつごろう薬局でも例にもれず生薬を栽培しており、無農薬で質の良い漢方薬の提供に役立っています。


このような取り組みが、実を結んで国内での安定供給が実現すれば、海外の輸出制限や質の低下に左右されることなく漢方薬を製造することができるのです。



さらに喜ばしいことに、農林水産省では生薬栽培の技術の確立や普及、農業機械の改良などに補助金を支出し、企業や団体の新規参入を促す動きが出てきました。

また日本漢方生薬製剤協会では、漢方薬を生産するメーカーと農家とのマッチングを実施するなどして、栽培農家の絶対数を増やそうという動きも加速化しています。
生薬栽培を村おこしの一環として考えている自治体もあり、地方の活性化も期待できるので一石二鳥かもしれません。


しかし、多くの試みが全て良い結果を産むとは限りません。良質な生薬が栽培できるまでには、多くの困難が待ち受けています。

まず、生薬を栽培し始めてすぐに軌道に乗ることはあまりなく、基準をクリアしたものが栽培できるまでには数年の時間を要します。なおかつ、生薬栽培に使用できる農薬は通常と比べて制限が厳しく、その分手間や人手を必要とします。

おまけに、中には土壌や気候が合わずに中国でしか手に入らない生薬も存在します。


西洋薬と違い、一定の品質で大量生産することができない漢方薬。
今後も漢方の需要はさらに高まると考えられており、性急なパイプライン作りが期待されます。

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何事もやりすぎは良くないといいますが、これを上手く言い当てたものに「中庸」という言葉があります。やり過ぎではない、つまり「し過ぎない」「適当」といった意味合いを持ちます。
適当とは、決していい加減ということではなく、いい塩梅ということです。

西洋医学の考え方に当てはめると、数字が重要視されるので平均値という形で捉えられがちですが、漢方ではそのような考え方はしません。
一人一人の証が異なるように、その人にとっての中庸だと思われる部分があり、そこがちょうどバランスが取れて健康だとされているのです。


日常生活における、自律神経の変化をとってみてもそうですよね。
日中は多くの場合、心身が活発になり多くのストレスを抱えています。そういった状態は交感神経が優位となり、心拍数の増加や血圧が上昇しますが、その反面、消化器官の動きが鈍くなっています。

そして、仕事を終えた後や入浴後などリラックスすると、今度は副交感神経が優位となります。それまで緊張していた身体は次第にほぐれて心拍数は減りますが、一方で胃腸の働きは活発になり休息の時間へと移り変わります。

これが、交感神経や副交感神経にばかり比重が偏っていてはどうでしょう。
自律神経の乱れは、多くの疾患や不定愁訴をもたらします。そのバランスは、万人にとってベストな状態というものはなく、その人の体質やこれまでどのようなライフスタイルを送っていたかによっても、ちょうど良い加減が異なるものです。


このような考え方は、わたしたちの生活にも取り入れることができます。
他人や物、お金に対して興味や執着はあって当然のことですが、それが度を越してしまうと、様々なリスクを生み出します。そして時には、マイナス面しか残らずに幸せを逃してしまっていることだってあるのです。


自分にとっての中庸、バランスの取れた状態を知るためには日頃からよく自分自身を知っておくことが大切ですが、それに加えて、かかりつけ医や相談できる薬局などがあればより良い環境だといえるでしょう。


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