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鬼裏門とは鬼門と反対の方角(南西)のことで十二支だと未申(ひつじさる)と表します。静岡市の方は駿府城公園の坤櫓(ひつじさるやぐら)で聞いたことがあるかもしれません。坤の中には未は入っていないのに申という漢字が入っていますね。実際に、羊は明治になるまで日本にいなかったそうです。一方の猿ですが、平安京の表鬼門に鎮座する日吉大社では、古来より日吉といえば猿といわれ、猿を魔除けの象徴として大切に扱ってきました。神猿と書いてまさると読み、魔が去る、勝るに通じます。京都御所の東北の角は、角をとれば鬼のツノを取ることになり鬼門でなくなるということで、凹ませて鬼門封じをし、築地屋根下の蟇股(かえるまた)に魔除けとして日吉大社の木彫りの猿があるそうです。猿ヶ辻で検索し、googleマップのストリートビューで確認ができました。
 鬼を退治に行く桃太郎のお供に猿、雉、犬が選ばれたのはいろいろな説がありますが、裏鬼門の(未)申と続く十二支の酉・戌ですね。五行説の五果(果物)の金に当たるものが桃、五方(方位)の金に当たるものが西、西は申酉戌だからというのがなるほどと思いました。桃は古事記にも出てきますが、中国では神荼と郁塁の伝説から桃の木が魔除けの効果があるとされているようです。悪い鬼を虎のエサにするとのことなので、中国では鬼は虎のパンツは履いていないのでしょう。

桃の種は生薬「桃仁」
 桃の種は、漢方薬で使われる桃仁(とうにん)という生薬です。桂枝茯苓丸(+甘草・生姜で甲字湯)・桃核承気湯・大黄牡丹皮湯に入っています。桃仁は陽性のお血を治します。桃太郎のおばあさんは川に洗濯に行きましたが、陰性のお血が手洗いで落ちるような汚れに対し、陽性のお血は油汚れのように洗濯機でないと落ちない汚れです。桃仁には油がたくさん含まれており、油で油汚れを落とします。「桂枝・桃仁」は桂枝茯苓丸・桃核承気湯に含まれます。下腹部に結ばれた鬱熱のため、血行障害を起こし小腹急結(左下腹部に索状物を触れ、指頭を以てこれを擦過すると甚だしい圧痛があり、痛みのひどい人は蹴り上げるようにする)の症状を現すものを治します。「桃仁・牡丹皮」の組み合わせは蓄血を破り血滞を散らし、諸結を散じ、腸痼、腸癰(ちょうよう)を治します。腸痼とは腹中の硬結のこと、腸癰とは虫垂炎(盲腸)のことです。大黄牡丹皮湯は加えて「大黄・牡丹皮」が腸癰を治します。桃核承気湯と大黄牡丹皮湯のように、桃仁は大黄・芒硝と組むと蓄血を破り血滞を散らし二便の閉結を通じて実証お血を砕きます。
 桃仁は、むつごろう薬局でお出しする処方の中では他にも折衝飲・芎帰調血飲第一加減・疎経活血湯に入っています。血液の汚れは、キッチンの油汚れのように温かいうちに拭き取ればすぐ汚れが落ちますが、放置しておくと酸化して汚れが落ちにくくなってしまいます。今年も漢方を服用し、汚れをためこまず、健やかな1年をお過ごしください。


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