五味子と麦門冬はともに呼吸器の乾燥をやわらげ、気道粘膜の分泌を促して
乾燥した冬の外気や電気毛布などの乾燥から気道を守ります。
痰の少ない連続した空咳が特徴です。
また腎機能の低下による口の渇きや
口の渇きを伴う糖尿病に対する処方に含まれています。
このように同じ性質を持ち,互いに助け合う
仲の良い生薬のペアを対薬(たいやく)といいます。
漢方生薬の地黄(じおう)には乾燥地黄と熟地黄があります。
熟地黄は掘り出したままの地黄か乾燥地黄に紹興酒をしみこませて 数時間蒸したあとに天日で乾燥させる工程をくり返します。 通常の流通品は1回蒸しです。九と言う数字は多いことの誇張に 使うことがよくありますが、九蒸九曝地黄はほんとうに9回蒸して あるということです。そのため、腎機能の活性や造血作用、足腰を 温める作用が増強されております。 このようなこだわりの生薬が使えるのは煎じ薬ならではの醍醐味です。 |
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更新日: 2013/09/18 |
いろいろな原因が考えられますが、一つには胃腸の消化吸収機能の低下により
水分の吸収や排泄の障害が原因で脳や内耳にむくみが生じ、 その結果として頭痛やめまいが発生することがあります。 この場合は、原因は胃腸にあることになります。 漢方には、このようなケースのための処方が用意されています。 漢方は総合的に原因を探り当てるシステムです。 |
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更新日: 2013/08/07 |
漢方では「湿脾」という体の状態に相当します。
「湿脾」とは梅雨の湿度や夏の人工的な冷えによる血液循環障害と 筋肉組織のむくみのよるしびれ痛みとだるさなどの出やすい状態です。 「湿脾」のための漢方処方によって血行がよくなりますと たまった水分が排出され、冷えとだるさが同時に改善されます。 |
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更新日: 2013/06/01 |