●立ったり座ったりする時に膝や腰が痛くて。寒かったり雨が降
る前に痛みがひどくなります。時に膝に水が溜まり、抜いてもら っても繰り返します。 冷えや湿気が、腰や膝についたものを寒湿症と言います。お風呂 やカイロ、サポーターで楽になりますが、これは一時的なもので す。 根本治療は、寒湿の邪を取り除かねばなりません。これが 出来ればすっきり楽になるでしょう。漢方で足腰を丈夫にしましょう。 ●気持ちが前向きになれず、憂欝でやる気になりません。 神経を使うと尿が近くなったり、下痢をします。 前向きに、のびのびとした精神は肝気(かんき)がコントロールして います。肝気が停滞してしまうと、こころや身体の変調をきたし、 気持ち沈んだり、神経性頻尿や神経性下痢を起こしたりします。 肝気を整えることが精神や神経を治してくれます。 日々明るく笑って 元気に過ごしたいものです。 |
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更新日: 2019/09/27 |
漢方は、今やアメリカやヨーロッパが注目する医薬学です。患者
様の悩みを聞くことにより、漢方からみた原因をつきとめ、最善の処方 を選択します。これがしっかりしていないと、漢方を何年飲んでも効果 はありません。 たかす薬局と共に考え、底知れぬ漢方の力をお試しください。 ①カーッとのぼせたり、汗をかいたり、寝付きも悪いわ。自律神経 それとも更年期? 肝気の流れが悪いと身体の機能の乱れが起こり、酷くなると化火とい ってノボセや熱状がおこってきます。漢方で肝気の流れをよくすると ノボセも汗も寝付きの悪さも治ってきます。おだやかな生活を漢方が お手伝いします。 ②生理痛がひどくて色々な鎮痛剤を飲んでも効きません。 生理痛も子宮の冷えから起こるものや、子宮の血の停滞から 起こるものがあります。鎮痛剤は冷す傾向があるので、効かないことも あるのです。漢方は痛み方によって暖めたり、緊張をほぐしたり、血の 停滞を取り除いたりと、治し方がそれぞれ違いますので、ご相談ください。 |
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更新日: 2019/04/24 |
腱鞘炎(けんしょうえん)は主に手の使い過ぎで起こり、手首を中
心にヒジから親指に痛みを起こすことが多い。ひどい時には肩 まで違和感を感じることがあり、手を三角巾でつり、ギブスさなが らの当て木をして来店される方もある。 普段と違い、編み物に熱中しすぎたり、赤ちゃんを抱きすぎた 等の場合は、経絡の気血を補う「十全大補湯(じゅうぜんたいほ とう)」がよい。スポーツや力仕事で手首に負担をかけ過ぎた時 等は、手にしゃく熱感を伴う場合が多く、患部の熱感を取り去る 「三妙散(さんみょうさん)」を使用する。 長期にわたりジワジワ来る疲れの場合、患者に疲れの意識が ないことが多く、問診に手間取ることがある。この痛みには身体 の虚労を治す「建中湯(けんちゅうとう)」類を服用するとよい。 手首に体重をかけ過ぎた、または打撲後に発現し、いつまでも 腫(はれ)が治らず、内出血のため患部が青紫色を呈する時には 、経絡上に存在するお血を取り去り血の流れを改善する「桃紅四 物湯(とうこうしもつとう)」を使用する。経絡に風寒湿が侵入し、 遊走性の痛みを伴う場合は「防風湯(ぼうふうとう)」、患部が重だ るく痛み、むくみがある場合は「キョウ活勝湿湯(きょうかつしっしょ うとう)」などを使うことが多い。 |
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更新日: 2018/05/16 |
寒さが増すにつれ、筋肉や関節の緊張が高まる。70歳の女性
の場合も、3カ月間医者にかかっていた後の相談であった。歩行 中5分くらいすると膝(ひざ)の後ろだが痛み出してくる。20分ぐら いたつと地面に足をつく時に激痛があり、休まずにはいられない ようになる。5分くらい道端で休んでいると、また歩けるようにな る。普段30分で行くところが、倍の時間かかってしまう。この1,2 年、ご主人の具合が悪く毎日のように病院通いをしていた。また、 ご主人へのストレスもかなりあり、イラつくことが多かった。 症状は他に、目のカスミ、爪につやが亡くなった。体の筋肉が 全体に固くなり、夜寝ているとこむら返りを良く起こすなどであ る。 この病因は2つあり、その1つは慢性的な体の使い過ぎで、陰 血が消耗したためである。もう1つは、「肝は血を蔵す」という言葉 があり、肝臓から巡ってくる血が不足し、筋肉に栄養を送れなくな ったためである。この人には煎じ薬の「神応養真丹・しんのうよう しんたん」を服用していただいた。2週間もすると痛みがとれ、膝 の裏の引きつれだけになり、1か月でほぼ以前のように歩ける ようになった。現在も忙しい日々が続いているので、予防のため に1日2回の服用で継続中である。 |
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更新日: 2018/02/07 |