《皮膚病》
皮膚病には、慢性湿疹、ジンマシン、ニキビ、シミ、アトピー、主婦湿疹,掌蹠膿疱症、湿疹一般などがありますが、多くは体質的要因によるものです。難治性の皮膚病も多いようですが、漢方で徐々に改善していきます。漢方では、『身体の内部に病があれば、必ず体表面にあらわれる』という認識から、皮膚病は、体にたまっている毒素が、皮膚の表面に出てきていると見ます。ですから、漢方の治療方針は、皮膚(外)だけではなく、身体全体(中)の状態をみて、外と中から改善していきます。
《皮膚病の代表的な漢方薬》
● 消風散・・・・比較的体力のある人で、患部に熱感があって、多くは湿潤し、かゆみの強い場合に用います。
● 白虎湯・・・・身体の内部に熱があり、口が乾き、患部に熱感があって、かゆみの激しい場合に用います。
● 清上防風湯・・・・体力があり、顔はのぼせが強く、頭に湿疹ができやすく、目も充血しやすい人のニキビによく用います。
《皮膚病の食養生》
特に血を汚す、エビ、カニ、タコ、イカ、魚卵類、山菜類、タケノコ、もち米、チョコレート、コーヒー、香辛料、アルコール類の摂取は、なるべく少なくして下さい。また、できるだけ肉食を減らし、菜食を主体にすることが治すことの早道です。
《皮膚病によいと言われている民間薬》
ドクダミ、ハトムギ、シソの葉、桃の葉、トウキ、紫根、地黄、クマザサ
<注意>
漢方薬は、お一人お一人の体質や病気の状態合わせて処方されるオーダーメイドのお薬です。体質が違えば同じ病気、同じ症状でも飲む漢方薬が違ってきます。お飲みになる場合は必ず漢方の専門家にご相談ください。
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更新日: 2013/06/03 |